SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Welcome Home, Roscoe Jenkins / 日本未公開 (2008)

Cast >> Martin Lawrence (Dr. RJ Stevens), James Earl Jones (Papa Jenkins), Margaret Avery (Mamma Jenkins), Joy Bryant (Bianca Kittles), Cedric the Entertainer (Clyde), Nicole Ari Parker (Lucinda), Mo'Nique (Betty), Michael Clarke Duncan (Otis), Mike Epps (Reggie) ...
Director >> Malcolm D. Lee
Writer >> Malcolm D. Lee
Producer >> Scott Stuber, Mary Parent, Charles Castaldi

総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5

Southern Tough Love
RJスティーブンス(マーティン・ローレンス)は、過激なトークショー番組の司会としてハリウッドで活躍し、人気リアリティ番組に出ていたビアンカ(ジョイ・ブライアント)と婚約をしていた。RJの息子ジャマールが望んだ事もあって、RJの両親(ジェームス・アール・ジョーンズとマーガレット・エイブリー)の結婚50周年を祝うために、南部の実家に戻ってきたが...

アメリカの南部の人々はタフである。確かに外から来た人々には「南部風のおもてなし」で迎えてくれる。だが身内にはタフだ。でも、そのタフな扱いには絶対に愛がある。愛があるからしっかりして欲しい。だからタフに扱う。丁寧に教えてくれなんかくれない。本人が分かるまでタフだ。その感じがとっても映画からは感じる。両親が事故で亡くなった従兄弟のクライド(セドリック・ジ・エンタテイナー)を面倒見ているRJの両親は、クライドを溺愛するが、RJにはタフ。兄弟じゃないが親戚という関係をこういう映画で描くのは珍しい事。その辺にはとっても興味が沸く。また自分の息子との関係も興味深い。RJと父親の関係、そしてRJと息子の関係。このようにしっかりとした土台がある物語なのに、コメディで肉付けされた部分がオリジナリティに欠ける。セドリック・ジ・エンターテイナーが家族の集まりで競争するシーンは、どうしても「ジョンソン一家のババババケーション」を思い出してしまう。またこういったコメディが得意なタイラー・ペリーの作品とは違って、それらのメッセージが分かりにくい。何となく寄せ集め的な作品に感じてしまうのだ。

確かに南部の人はタフだ。愛情もしっかりある。でも観客の目もタフなのである。愛情があるからこそ我々の目もタフになるのだ。

(2/18/08:劇場にて鑑賞)