Melinda and Melinda / メリンダとメリンダ (2004) 109本目 133本目
ウッディ・アレンの作品を見たのは何年ぶりでしょうか??中学で猛烈に映画を見始めて(例の映画の感想をノートに書き込んでいた暗黒の時代です)、その時に映画好きはウッディ・アレン作品見ないとダメなのね...という若い頃の染まりやすく単細胞な脳みそで、かの有名な「アニー・ホール」を見たのは覚えている。でも中坊の私には、なんだかさっぱり... それ以来見ていない。もう20年も前の話。私も年取ったなー。
今回見た理由はもちろんキウェテル・イジョフォー王子が出ている為。しかもさ、彼がデートしてるって噂にあるのが、この映画の主役ラダ・ミッチェルという人らしいとの情報。だったらその彼女見て、早速小言言わないと(笑)。
相性の合わないウッディ・アレンの映画だけに不安はあった。けれど、プロットが中々面白い。メリンダという女性が同じ境遇に居ながら、一つの作品の中で喜劇と悲劇という2つに分けた物語を作り上げている。でも喜劇と悲劇、どちらがいいか?という単純な物なので、結末とかも分かりやすい。でも単純過ぎるかな?主役のメリンダを演じてるラダ・ミッチェルが、悲劇を演じている時はオーバー過ぎる(早速言うよ)。喜劇を演じている時には、割と魅力的なのに。髪型も変えているのだけど、悲劇の時には何か変なパーマでオバサンくさい(言うねー)。ウッディ・アレンは本当はウィノナ・ライダーを主役に使いたくて、彼女をイメージして書いたらしいので、無理があったのかな??ま、肝心のウィノナは例の万引き事件で映画に出られなかったらしいです。と、言う事は... ウィノナが出ていたら、イジョフォー王子はミッチェルという人と付き合ってなかった訳で... ウィノナ、万引き...(マジ涙)
割りと喜劇の方が面白い。これのウィル・フェレルの演技については酷評が多いですが、私は割りと好き。ウィル・フェレルらしいなーというキャラクター。ウィルの友人で出てくるのが、40歳にして童貞だったスティーヴ・カレル。キャスティングが地味に豪華。ウッディなら、出る!という人多いんだろうね。喜劇の方はあり得ない設定ですけどね。でも面白かった。ま、悲劇の方もかなり単純な設定でしたけど。
でも、これでウッディ・アレンを克服出来た気がする。これで肩肘張らずに彼の作品を素直に見れそう。
キウェテル・イジョフォーとラダ・ミッチェルのは飽くまでも噂。だって本当はイジョフォー王子と私が... はい、妄想劇場、閉店ガラガラ...
(3.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)