本日ベテランズ・デー(退役軍人の日)に相応しい一本を。
2週間位前にようやくDVDで発売。製作発表は華々しく話題になったのに、肝心の公開は結局テンション低く限定公開という形で公開された。そしてテンション低いまま話題になる事もないままDVDがようやく発売。
なぜか?
うーん、それはやっぱりイマイチ出来が良くなかったからかもしれないですね。脚本の出来は良かった。感想でも書いたけど、真実の声がそこにはありました。でも演技ですかね?50セントは最悪でしたね。いや、50に限らずみんな良くなかったです。自然じゃない。すべてが一つ上手くまとまって映画なんだなって思いました。唯一見れたのが、サミュエル・L・ジャクソンとその妻役のヴィクトリア・ローウェルかな。でもこれが彼等の最高じゃなかったけれど。でも「Buck Fush(Fuck Bushを文字った)」Tシャツを着ていた息子が校長に呼び出されての、サミュエル爺の一言。サミュエル節炸裂で素晴らしかった。
この前も書きましたが、今起きているイラク戦争に従事した軍人ですら、帰って来てからも戦っている。あのニュースとこの映画を合わせて見てみると、かなりブルーになりますね。他の国の戦争かもしれないけれど、想像しただけでブルーになる。戦争って世界が大きく変わる一つでもあるけれど、実際に参加した人々は、かなり価値観とか変わったのでしょうね。そういう感じは出てました。
これも感想に書いたのですが、イラク戦争自体は私にとってとっても複雑な戦争。遠い存在であり近い存在である。私もヴィクトリア・ローウェル演じる妻のように、戦死ニュースを見る度に心臓が止まる思いだった。だから脚本の一つ一つに共感は出来る。
感想はこちら。
(3.5点/5点満点中:DVDにて鑑賞)