私の朝の日課はヤフー(米版)の占い読む事。これが結構な確立で当ってるんですよ。
で、この映画を見た時の占いが「誰も見ないような外国映画を1人で見なさい」だったんです。
外国かー!普通ならフランスとかイタリアとか中国とか... そう考えるんでしょうけど、私にはアメリカだって十分に外国ですからね。で、思いついたのが、この映画です。
感想にも名前を出している「Sweet Sweetback's Baadasssss Song」を思い出す、前衛的な映画です。この監督が、ロバート・ダウニー・シニア。ジュニアの実の父です。これが目の当りがソックリ。とっても芸術的で面白い。マリオ・ヴァン・ピープルスが「Baadasssss!」を作った時に、ロバート・ジュニアにこの映画のリメイクの話を持っていったそうです。誰かが「Sweet Sweetback」のアイデアを持ってきたって事は、やっぱりこの映画は「Sweet Sweetback's Baadasssss Song」を思い出させるって事ですよね。でもリメイクのアイデアは、シニアの手によって潰されました。シニア曰く「この映画はあの時に既に完成されている芸術なんだ!」との事。シニア、中々カッコいい人なんですね。でもジュニアのリメイクも見たかったよ。ジュニアはいい俳優ですもの。ピープルス家といい、ダウニー家といい、将来息子達が同じ芸術の道に入ってきたって事は、やっぱりこの2人のオヤジの背中が超カッコよかったのもあるんですかねー。
芸術的でパンチのある映画です。大統領のあの姿は、さすがに驚くと思います。人種差別だけでなく、広告という物にも見事にメスを入れてる。これが60年代末期です。凄いと思います。んでも、アントニオ・ファーガス(フライガイ)が、アラブに傾倒というか、モスリム??な男なんですが、最後にアラブ語で叫ぶ事になってるんですが、どー聞いても「バンザイ!」にしか聞こえません。
ね?ヤフーの米版占いは中々侮れないでしょう?たまに凄く当ってしまうのよ。
感想はこちら。
(4.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)