Cast >> Queen Latifah (Ana), Wendell Pierce (Slick), Evan Ross (Amare), Rachel Nicks (Kelly), Tracee Ellis Ross (Tanya), Darrin Dewitt Henson (MJ), Gloria Reuben (Sandra), Tony Rock (Ness), Anna Deavere Smith (Lucille) ....
Director >> Nelson George
Writer >> Nelson George, Jim McKay ....
Producer >> Jamie Foxx, Queen Latifah, Marcus King ...
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 4
Life Supported by Queen Latifah
アナ(クイーン・ラティファ)は、ずっと同じ男性スリック(ウェンデル・ピアース)と愛し合い暮らしてきたが、以前2人はコカイン中毒だった為に、HIVに感染している。またそのドラック中毒により、一番上の娘ケリー(レイチェル・ニックス)の親権を失い、アナの母と一緒に暮らしている。アナはドラックから手を引いて、今はHIV感染患者サポート団体「ライフ・サポート」で活動している。ケリーの幼馴染のアマーリ(エヴァン・ロス)もエイズで、アナはケリーからアマーリを救う事を頼まれるが...
監督ネルソン・ジョージの実の姉妹の話です。80年代に突如として発見され、人々を震撼させたエイズ。最初の頃には、様々なデマや噂でエイズ患者が差別されたりもしました。今は割りと人々の中で知識が浸透しているものの、まだまだ知らない事もあるのではないでしょうか?多くの団体や人がその正しい知識を植えつけようと努力してますが、未だ患者は増える一方である。人って、自分がそうなってから始めて気がつくものなんですよね。この主人公のアナもそう。でも気づいたからには、頑張るアナの姿には称賛に値すると思う。また、その病気により生じる家庭内でのトラブル等にも焦点を当てているのもいい。自分の過去の過ちの為に自分にも厳しすぎてしまっているアナの姿を演じたクイーン・ラティファの演技も素晴らしい。活動家としての堂々とした姿と内面にあるトラブルを見事に表現している。また、アマーリという役柄も重要だ。若いが故、自暴自棄になり堕落していく。生きていこうとするアナと、生きる事を辞めたアマーリ。人生はどんな病気に蝕まれようと選択の余地がある場合もあるという事。
今まだ増えつつあるHIV感染患者。正しい知識をつけなくてならない。クイーン・ラティファの演技は、人々にその手助けやきっかけを必ず与えてくれる事になる筈だ。
(8/8/07:DVDにて鑑賞)