Cast >> 50 Cent (Marcus), Adewale Akinnuoye-Agbaje (Majestic), Joy Bryant (Charlene), Omar Benson Miller (Keryl), Tory Kittles (Justice), Terrence Howard (Bama), Ashley Walters (Antwan), Marc John Jefferies (Young Marcus), Viola Davis (Grandma), Sullivan Walker (Grandpa), Serena Reeder (Katrina), Bill Duke (Levar) ....
Director >> Jim Sheridan
Writer >> Terence Winter
総合ポイント >> 3.75/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 5
Get up on your feet
9発もの銃弾を受けながらも、生き延びたマーカス(50セント)。父親の存在を知らず、母親もドラックの売人という家庭に育ったが、それでも母親を愛していた。母親を亡くしてからは、祖父母の家庭で大勢の従兄弟達と生活を始めた。ラッパーになる事を夢見ていたが、お金欲しさに、母親のようにドラック売人になっていった...
主人公がいつも人のせいにしていた気がする。自分がドラックの売人になったのも、母親が売人で「ファミリービジネス」を継ぐという言い訳だったし、銃を手にしたのも売人になったからで、ギャングスタラップに興味を持ったのが「2パック」という存在が居たからだ...とか。ここまでは、今まで幾度も見た設定。銃を手にして売人となり、利益を得た。いつまでも続かない現実。監獄に入り現実を知る。ここまでも「クリップス」とかで見た。そこで、また銃による復讐を受ける。暴力がまた暴力を生む。どうにもならない体で、ここで初めて主人公が現実に立ち向かい、復讐の為にまた銃を取るのではなく、自分の足で立ち上がる。誰のせいにもする訳でなく、自分で立ち上がり、50セントという実在する成功した人がいる。その存在は面白いと思った。ただ、それが50セントの演技や監督の演出で普通の人に上手く伝わらなかったのが、この映画の欠点だったと思う。
(3/30/06:DVDにて観賞)