The Namesake / 日本未公開 (2007) 82本目
どうも時間が無くて感想を書く事が出来ないので、こちらから先に。
映画館で見た予告で惹き付けられて以来見たかった作品の一つです。主演のカル・ペンも以前から気になっていたし、何と言っても監督のミーラー・ナーイルですよ!デンゼル・ワシントンが主演の「ミシシッピー・マサラ」が大好きなので、それもあって余計に楽しみにしてました。もちろんミーラー・ナーイルが監督なので、インドという国が大きなテーマになります。今回は、アメリカのニューヨークにある大学で光学ファイバーの勉強している男性が、インドに戻り若い女性と見合いという形で夫婦になった2人と、その息子とその息子の名前を巡る約30年ほど?の物語です。この3人が実に素晴らしい。お母さん役の人はとっても綺麗。お父さん役の人が「マイティ・ハート」で現地の警察の人を演じていた人。んで、カル・ペン。
名前が作家のゴゴールから付けられたのですが、その名前故に色々な思いや逆に悩みがあったり。しかも、家族はアメリカに移民として住んでいるので、自分のアイデンティティや移民一世と二世とのギャップの差や色々と物語には含まれてます。お母さんが結婚してインドから、アメリカのニューヨークに行って孤独を感じて、子供に入れ込んでしまう姿って、何となく分かる。移民一世の孤独感見たいのを感じたとき、なぜかスティングの曲「Englishman In New York」を思い出した。「コーヒーじゃなくって、俺はティーだよ」というああいう感じ?この映画の場合は、ニューヨークの町でインド人である事を認めて欲しいみたいな。でも、これが二世になってくると、ちょっと複雑になる。
今回の作品も「ミシシッピー・マサラ」と同じで、同じ国同士出身だからと言ってすべてが合う物じゃないし、でも自分のアイデンティティみたいのは重要。
でもインド人のカタカナ化は難しいですね。監督の名前、ずっとミラ・ナイールだと思ってた。
ニューヨークのインドコミュニティには、黒人が皆無なのも興味深かったです。「ミシシッピ・マサラ」みたいな映画を作った監督なので、映画では居ない事が自然なのでしょうね。
The Namesake | Fox Searchlight
(4.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)
サミュエル・L・ジャクソンが南アフリカが舞台の映画へ
サミュエル・L・ジャクソンが、南アフリカが舞台の映画に出演する予定。タイトルは「Unfinished Country」で、実際にあった話。南アフリカにある病院の横領のスキャンダルの話が、「トレーニング・デイ」のようなスリラー映画になるそうだ。
キューバ・グッティング・ジュニアがショーン・コネリーの息子と共演へ
「アメリカン・ギャングスター」でニッキー・バーンズを演じたキューバ・グッティング・ジュニアが、ショーン・コネリーの息子のジェイソン・コネリーと映画で共演する予定。タイトルは決まっていないが、アクションサスペンスになる予定。「ハッスル&フロウ」のタリン・マニングや、歌手のヘンリー・ロリンズ等が共演する予定。
The Measure of a Man - Sidney Poitier
The Measure of a Man: A Spiritual Autobiography (Oprah's Book Club)
- 作者: Sidney Poitier
- 出版社/メーカー: HarperOne
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: ハードカバー
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さすがにオプラ・ウィンフィリーが薦めるだけあって面白かったです。映画の秘話みたいのは夢中になって読んでしまいます。
本ではね、意外と下品な言葉が使われていたりするんだけど、それでも彼の品位は落ちていない。もちろん本人の書いた(たぶん)本なので、自分の都合のいい事しか書いてないんだけど、ダメなところはダメと認めているのが潔くて素敵。前にも自分のドキュメンタリーみたいのでも、ざっくばらんと話していたけど、この本も同じような印象です。生まれた場所は、たまたまアメリカのマイアミでしたが、所謂故郷はバハマのキャット・アイランドという小さい場所。そこへの思いや、自分の源はその場所という思いを感じましたね。両親への感謝の念を忘れていない素敵な紳士です。
サブタイトルでは自叙伝となっておりますが、サブタイトルのもう一つであるスピリチュアルの単語の方がしっくりくるかな??自叙伝ではあってシドニー・ポワチエという人を知るのにはいいかもしれないけど、もっともっと知りたい人には物足りない内容かもしれない。ダイアン・キャロルとの長年の不倫とか語れない部分もあるだけに、別の人が書いたらもっと面白かったかも。でも、シドニー・ポワチエという生き方を通して、スピリチュアルなメッセージを十分に感じる事が出来る本でした。