Under the Cherry Moon / プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン (1986)
Cast >> Prince (Christopher Tracy), Jerome Benton (Tricky), Kristin Scott Thomas (Mary Sharon), Steven Berkoff (Mr. Sharon) ...
Director >> Prince
Writer >> Becky Johnston
Producer >> Robert Cavallo, Steven Fargnoli, Joseph Ruffalo
Genre >> Musical
Country >> USA
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
I say it's only mountains an' the sea Love will conquer if you just believe
クリストファー(プリンス)は、友人のトリッキー(ジェローム・ベントン)と共にフランスの避暑地ニースでジゴロをし、きままに生活していた。メアリー(クリスティン・スコット・トーマス)が巨額のお金を相続すると聞き、メアリーを落としてお金を手にしようと、2人は企む。メアリーの誕生日パーティに潜り込んだが、メアリーからは拒絶される。しかし次第にクリストファーとメアリーは惹かれ合うが、メアリーの父が手下を使ってクリストファーを追っていたのだった...
あの音楽界の天才児プリンスが監督までした全編モノクロの作品。なのでプリンスが好きなようにやっている。確かにストーリーは子供ぽい。でもそれでいいのだ。プリンスがやりたいように作ったという事が大事。プリンスのお尻からのショット、べラ・ルゴシやサム・クックという台詞、ヒロインがタオル一枚でドラムを叩いたり、プリンスの入浴シーンに、大きなラジカセでみんなでノリまくる。さらにはプリンスとジェロームのブロマンス。しかも少し怪しげなのが、想像を掻き立てる。しかもモノクロがその色気を増している。
ラジー賞や酷評なんてどうでもよくなる。だってこんなプリンスが好きだから。最後のプリンスの曲の歌詞が頭に残る。「信じていれば愛が打ち破る」。プリンスだからこその映画なのだ。
(1/21/13:DVDにて鑑賞)