エミー賞
去年は俳優部門でアンドレ・ブラウハーがノミネートされただけで、それに怒ったレジーナ・キングが「The Emmys: As White As Ever」というエッセイをハフィングトン・ポストに書いた。その甲斐あってか、今年のエミー賞は俳優部門では4人も(嫌味)ノミネートされた。去年に引き続きアンドレ・ブラウハーが「Men of a Certain Age」にてドラマ部門の助演男優賞にノミネート。HBOで放送された「Thurgood」のローレンス・フィッシュバーンとBBCアメリカの「Luther」でイドリス・エルバがミニシリーズ・TV映画部門の主演男優賞に揃ってノミネートされている。「Taken from Me: The Tiffany Rubin Story / 日本未公開 (2011)」でタラジ・P・ヘンソンがミニシリーズ・TV映画部門の主演女優賞にノミネートされた。
またアニメ部門で、サナー・レイサン等が声優を務める黒人家族が描かれているコメディ「The Cleveland Show」がノミネート。
PBSにて放送されたスタンリー・ネルソンのドキュメンタリー「Freedom Riders / 日本未公開 (2010)」がノンフィクション番組部門の最優秀映画編集と、優れたノンフィクション映画制作、ノンフィクション番組部門の最優秀脚本の3つに選ばれた。
ゴシップブログのBossipではこの状況についてアンケートを取っている。今年のエミー賞のノミネーションは、今のTV業界が正確に多様性を反映しているか?という質問。今の所「ノー!もっと沢山の素晴らしいマイノリティの俳優がTV業界に居て彼等もノミネートされるべきだった」という意見が60%近くの票を獲得している。
Taraji P. Henson and Idris Elba Among Handful Of Minority 2011 Emmy Awards Nominees | Bossip