SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

今年の賞レース

すでにハリウッド・リポーター誌が10月に指摘していたように、今年の賞レースに黒人俳優及び黒人映画の姿は余り見られない。辛うじてハリ・ベリーの「Frankie & Alice / フランキー&アリス (2010)」がオスカー戦線に滑り込み、ゴールデングローブ賞にはノミネートされたが、SAGではノミネートされず、他の賞や各地の批評家賞からもノミネートはされておらず、このままいくとオスカーも危ない。
そしてSAGでは優れたアンサンブルキャストに贈られる「Outstanding Performance by a Cast in a Motion Picture」があり、ラシダ・ジョーンズが弁護士の1人を演じている「ソーシャル・ネットワーク」も選ばれているが、なぜかラシダ・ジョーンズはクレジットされていない。更に「The Kids Are All Right」にはヤヤ・ダカコスタが出演しているが、彼女もやはりクレジットされていない。

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今年のSAGではTV部門でも誰もノミネートすらされていない。更に言えば今まで結構ブラックムービーにフレンドリーだったサテライト賞も俳優部門ではイギリス人俳優・女優のナオミ・ハリスイドリス・エルバがそれぞれTV部門でノミネートはしたが、受賞は逃している。

そろそろ本格的にヤバイ事になってきている気がしてならない。