何回も書いているのだけど、ラップというのは「イメージ」も売り物なのかもしれない。
つい最近、強面で巨漢のリック・ロスがラッパーになる前に刑務所等の看守をやっていたとか、いないとかで話題になっている。
私は真面目に仕事をするのは別にいいじゃんと思っているのだけど、どうも反応が「ラップでのメッセージと違う!」と反感を買っている。しかも、リック・ロス本人は「合成写真で偽者」と否定したが、スモーキングガンというサイトで看守だった証拠が掲載されてしまい、みんなから非難ゴーゴー。
っていうか、ラッパーが言っている事全部その通りで無かったらいけないんですかね??
本当にハスラーじゃないといけないんですかね??逆に本当に全てそのままだった方が嫌ですけどね。
R&Bシンガーは甘いラブソングを歌っていても、「そんなに甘い男じゃない、嘘つき!」なんて言われないですからね。やっぱりラッパーは「本物」というイメージを求められているのだと思います。
50セントも、銃弾を浴びても不死身な男として鳴り物入りでデビューして、スーパースターとなったけれど、今じゃゴシップばかりで肝心の曲の方ではあんまり前みたいに売り上げてないし、注目も集めていない気がするし...
逆にイメージと曲の両立させているのが、スヌープかな?とも思います。
イメージだけじゃだめだし、やっぱり曲が大事だと思うんですよね。イメージは幾らでも後付出来るけれど、曲の才能だけはそうもいかない。
ラッパーも大変な稼業っす。
という訳で懐かしいヒューマン・リーグの「ヒューマン」を使ったリック・ロスの「I'm Only Human」。リック・ロスだって「たんなる人間」ですぜ。
まだビデオ出来ないので、静止画像ですけど... 最近こればっかり聞いてます。