Cast >> Will Smith (Neville), Salli Richardson (Ginny), Alice Braga (Anna), Paradox Pollack (Alpha), Charlie Tahan (Ethan) ...
Director >> Francis Lawrence
Writer >> Richard Matheson (novel), Akiva Goldsman
Producer >> David Heyman, Akiva Goldsman ...
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 5
Will Smith is Legend.
ロバート・ネビル(ウィル・スミス)は、全世界の人々が絶滅した中でたった一人の生存者となった。米軍にて高い地位につき、科学者でもあったネビルは、人類生き残りをかけてウィルスの研究を続けた。また絶滅した人間の中に、吸血鬼のようなゾンビ化した者達が居る事も知っていた。世界が廃墟となってから3年経っていたある日、ゾンビに立ち向かうべく仕掛けを仕組むが...
ウィル・スミスが地球を救う。何も今に始まった事じゃないし、今や当たり前にも思える。所が今までとは、少し趣が違うように思えた。もちろん、今回もウィル・スミスが得意とする「英雄」観を持っている。でもどことなくウィル・スミスが人間らしく病んでいる。マネキンに話しかけるシーンはとってもクレイジーに見える。孤独だからという言葉だけでは片付けられないような病的な感じがした。誰かに答えて欲しいと毎日ラジオに話しかけていた割には、どこかわざと人に耳を傾けなかった部分を感じるのだ。
そして「俺には救えるんだ」という言葉がとってもアメリカ的。アメリカそのものにも見えてくる。「神がやった事じゃない、俺たちがやったんだ」という言葉。アメリカの矛盾が見えてくる気がした。
ただ静寂の中で聞こえてきた虫の音。虫はウィルスとは無縁だったのだろうか?別の疑問が生まれてしまった。
ウィル・スミスは伝説なり。ウィル・スミスが伝説になったのではなく、元々伝説な人である。今までにない英雄を演じている。ウィル・スミスにしか出来ない映画だと思う。
(12/16/07:劇場にて鑑賞)