Cast >> Gregory Hines (Bill 'Bojangles' Robinson), Peter Riegert (Marty), Kimberly Elise (Fanny May), Maria Ricossa (Rae), Savion Glover (Newcomer) ...
Director >> Joseph Sargent, Bill Lake
Writer >> Richard Wesley, Robert Johnson ....
Producer >> Gregory Hines, Robert Riesenberg ....
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 5
Mr. Bojangles
ビル・”ボジャングルス”・ロビンソン(グレゴリー・ハインズ)は、ヴォードヴィルの舞台で顔を黒塗り(ブラックフェイス)にしてタップを踏む人気者だった。マーティ(ペーター・リーガード)というエージェントに出会い、マーティはマルクス兄弟やウィル・ロジャーズ等の超有名なクライアントを諦めてまでも、ロビンソンのキャリアに入れ込んでいった。また、ロビンソンは自分よりも随分と若い女性ファニー(キンバリー・エリス)に出会ったのもその頃だった...
有名な曲「Mr. Bojangles」。今でも多くの人々にカバーされ歌い続けられている。多くの人がこの曲は、ビル・”ボジャングルス”・ロビンソンの事だと思っている。でもロビンソンは刑務所に入った事はないと思うので、実際とは違う。でも確かにロビンソンは、歌の通りに差別に苦しみながらも、笑顔で踊り続けた人物ではある。
この作品では、同じタップダンサーであり映画でも俳優として活躍するグレゴリー・ハインズが主演と製作を務めた。ハインズがこの役をやりたい理由が十分に分かる。彼ら2人の情熱が熱々と感じられる。顔を黒く塗ってまで、笑顔で踊り続けたボジャングルス。彼はそれにより、同胞である黒人達に避難された。彼自身差別を受け無くすことに努力してきたのにも関わらず、その部分は蔑ろにされていた。ハティ・マクダニエルとステピン・フェトチットが、ロビンソンの家に来ている時に、NAACPの代表が現れる。彼等にステレオタイプを助長するような役を慎むようにお願いする。彼等は十分に分かっていた。けれど、彼等にはそれをコントロールする術がなかったのが後々のシーンで、それが十分に伝わる内容となっている。また、エンタテイナーとしての顔、普段の男としての顔、人々が知ることがなかったロビンソンの顔が明らかになる。
ラストシーンでのグレゴリー・ハインズとロビンソンのタップの共演は、2人の素晴らしさを感じられる名シーンだ。
He talked of life, laughed, clicked his heels and said .... He said his name Bojangles... and he danced.
(8/8/01:TVにて鑑賞、,9/12/09:DVDにて鑑賞)