Cast >> Mark Morales (Markie), Darren Robinson (Buffy), Damon Wimbley (Kool), Ralph Bellamy (Albert Dennison) ...
Director >> Michael Schultz
Writer >> Mark Feldberg, Mitchell Klebanoff
Producer >> George Jackson, Michael Jaffe, Doug McHenry
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 5
80年代的優しさ
デニソン氏(ラルフ・べラミー)は、巨額の富を得ているが今は病気であまり動くことが出来ずに居たが、最新設備と多くの介護人達に囲まれて生活していた。デニソン氏の甥ウィンズローは、ギャンブル好きで借金まみれ。そこでデニソン氏を殺してお金を手に入れようと、最悪な介護人の3人マーキー(マーク・モラレス)、バフィ(ダレン・ロビンソン)、クール(デーモン・ウィンブリー)を雇い、とんでもない毎日が始まる...
80年代は今振り返ると、MTVがその象徴だったように思える。ファッションといい、変な奇抜さもあった。でもコメディには、優しさがあったように思える。80年代のコメディは、トム・ハンクスが出演していたコメディ映画のように、いつもラストが胸が暖かくなるような優しさがあった。その全てが詰まっているのがこの映画。主演の3人を演じたファット・ボーイは、当時のラップを象徴する3人だったし、途中で登場する女の子3人は当時のマドンナみたいな奇抜な格好感じで、ラストには暖かくなるような優しさがある。
とは言え、この映画の楽しみは内容や台詞、演技等ではないのは確か。ファット・ボーイズのラップにあると思う。確かに、ラルフ・べラミーの演技は見ごたえはあるけれど、べラミーファンの為の映画ではなくて、明らかにファット・ボーイズファンの為の映画である。バフィのビートボックスはやはり見ごたえがあって面白い。
今となってはもう見られない優しいコメディ、そして楽しいラップ(特にバフィのビートボックス)を見る為に見たくなる映画。
(Unknown, 5/1/02, 8/3/07)