Cast >> Richard T. Jones (Summer G), Blair Underwood (Chip Hightower), Chenoa Maxwell (Sky Hightower), Andre Royo (Tre), Andrew Lauren (Adam Gordon), Laz Alonso (Craig Lewis), Sonja Sohn (Shelly) ...
Director >> Christopher Scott Cherot
Writer >> Christopher Scott Cherot, Charles E. Drew Jr., Andrew Lauren
Producer >> Andrew Lauren, Judd Landon ...
総合ポイント >> 3.75/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 3
The Great Gatsby exists every generations.
トレ(アンドレ・ロヨ)は、従姉妹の夫チップ(ブレア・アンダーウッド)の父が経営しているヒップホップ雑誌のライターをしている。ヒップホップレーベルを成功させて有名になったサマーG(リチャード・T・ジョーンズ)がチップの家の近所に引っ越してきたので、トレはチップの家に泊まってインタビューをすることになったが、自分の従姉妹でありチップの妻であるスカイとサマーGの繋がりに気がつき...
ジェイ・ギャツビーは、1920年代のロスト・ジェネレーションと言われる時代に、緑のひかりを追い続け、自分でそれなりにお金を手に入れ、緑のひかりさえも手に入りそうな時に悲劇を迎える... これが有名な「グレート・ギャツビー」。今回の映画は、今の時代に設定を変えて出来た作品。今の一攫千金の成り上がりが、ヒップホップレーベルを成功させたという設定が物凄く上手い。この映画のアイデアは最高だ。それに、リチャード・T・ジョーンズとブレア・アンダーウッドの2人には迫力があるし大人の魅力もあって、その両方にドキドキさせられる。オープニングも、「グレート・ギャツビー」という名作があるからこそ、「そうだよねー」と思う。けど、ラストには見事にその予想を裏切られる。面白いサスペンス仕立て。
でも、どこか安っぽさを感じる。本作ではヒロインだったデイジーが、下品な女性ラッパーになっていて、近作のヒロインはデイジー(緑)からスカイ(青)に代わっている。手に届かない女性、スカイにあんまり粋な魅力を感じなかったのが、大きな原因かもしれない。
ジェイ・ギャツビーという悲しみの男は、どのジェネレーションにもどの人種にも存在しているように思える。ただ、ロスト・ジェネレーション時代の華やかさや粋な部分だけは、今の時代には存在していないのかも...
(5/25/07:DVDにて鑑賞)