待ちに待ったオスカーのノミネーションが発表されました!「ドリームガールズ」の作品賞ノミネートされなかったのが、凄く気になるんですが、大体予想通りですね!
で、昨日のフットボールのコーチの話しは、序章だったんです。実は、こちらを書きたくて淡々と時期を待ってました。
皆さんお気づきですか?今年に限ってかどうか分からないんですが、ジェニファー・ハドソンにエディ・マーフィ、フォレスト・ウィッテカーにウィル・スミス、そしてアフリカからジャイモン・ハーンスゥまでノミネートされているんですが、多くのニュースサイトで彼等がアフリカ系アメリカ人の...と書いてあるサイトが少ない事に... たまーに書いてある事もあるんですが、殆どがあまり人種に拘った書き方してないんですよね。これって本当に喜ばしい事。今までは「Token Black」(とりあえず形として黒人を入れる)なんて感じで、ノミネーションされてたりしましたが、今回の5人も選ばれたという事実は、もはや「Token Black」でなく、1人の俳優としてそれぞれ選ばれているんですよね(そう思いたいです)。もし未だに「Token Black」ルールがあるのなら、今回はフォレスト・ウィッテカーが有力だから、ウィル・スミスは無しとかいう感じだったと思うんですよね。しかも主演に2人もいるから、助演は1人でいいだろう...とかそんな雰囲気もない。それが徐々に変わっていったのが、ジェイミー・フォックスが受賞した年でしたかね?あの時も「黒人が!」「黒人は!」って少し騒がれましたが、そんなに昔程じゃなかったでした。こうやって徐々につまらないルールや柵などが無くなっていくんですよね。それには、彼等の努力があった訳ですけど... 残念ながらオスカーを逃したポール・ウィンフィールドやシシリー・タイソン、オプラ・ウィンフィリーに、ダイアナ・ロス、ジェームス・アール・ジョーンズに、スパイク・リー... その他沢山の芸術家の影の努力が今実ってきた感じですね。もちろん昨日のフットボールのように最初はバリアがあって大変だと思います。でも先駆者が頑張れば、バリアはすぐに除かれる。オスカーに関して言えば、やっと79回目になってそれが無くなってきたんだと思います。人々の心にもバリアが除かれた。そんな風に感じてるんです。
今、日本でも菊地凛子が!「硫黄島からの手紙」が!って話題になってますが、そのうち渡辺謙や菊地凛子の努力も報われる時が絶対にやってくる筈ですね。
映画の未来はちょっと明るいぞ...って嬉しく思います。