すっかり賞レースも幕開けし、色んな賞があり過ぎて、もう何がなんだか分からなくなってきました... 全部カバーするのも大変ですよね。来週辺りになったら、まとめようと思います。
という訳で、私のオスカー予想...ってどういう訳なんだか。
今年は「ドリームガールズ」により、ブラックムービーファンの間でも、オスカーへの期待が膨らみます。その「ドリームガールズ」からは、ジェニファー・ハドソンのノミネートが確実視されてますね。そのハドソンへの注目度により、主演のビヨンセが嫉妬しているなんていうニュースもありました。そうですね、ビヨンセ的には面白くないと思います。元々は、ビヨンセがオスカー狙った映画だったんだと思うんです。というのも「ドリームガールズ」は、歌手のダイアナ・ロスとシュープリームスの話しがモデルの映画。そのモデルになったダイアナ・ロスは、以前にこれまた歌手のビリー・ホリディを演じた映画で、オスカーにノミネートされた。配給会社やビヨンセ側も、それを狙って、オスカーを狙ってきたんだと思うんですよね。なので、ジェイミー・フォックスやダニー・グローバー、監督もビル・コンドンと準備よく調えたのに、蓋を空けてみたら、助演のジェニファー・ハドソンが評価を受けまくり。しかも、そのモデルになったダイアナ・ロスが、映画やビヨンセをあまり良く思ってないらしく、非協力的ですね。プレミアにダイアナ・ロスが艶やかに登場するのが、普通だったと思います。
こんな悪条件の中、ジェニファー・ハドソンだけなく、意外に良い評価を受けているのが、エディ・マーフィ。彼はプライベートで、スパイス・ガールズのメルBと、生まれてくる子供の事で揉めてるかと思ったら、今度はベイビーフェイスの元妻のトレイシーと真剣デート。プライベートはスキャンダラスに揉めてますが、この映画での演技はとっても認められてます。各地の映画批評家協会の賞でも受賞はしてませんが、ノミネートはされました。ひょっとしたら、初のノミネート位はあるのかも?
1番ノミネートに確実だと思われるのが、フォレスト・ウィッテカー。ウガンダの非道だった大統領イディ・アミンを演じた「The Last King of Scotland」での好演です。ひょっとしたら、受賞もありなので、今回のオスカーはこれだけで見る価値がありそうです。フォレストの場合は、今までの好演の分も評価されそうですし。私的には「A Rage in Harlem」、「Smoke」、「Jason's Lyric」、「Good Morning, Vietnam」、「Ghost Dog」で5回オスカーは取ってますね。「Waiting to Exhale」で監督賞も1回程。強敵はレオナルド・ディカプリオになりそうですが、オスカーはディカプリオには冷たいですし、今回はディカプリオへの同情よりも、スコセッシへの同情の方に注目が集まっているので、今回も違う人に渡りそうです。ディカプリオは、アル・パチーノの時みたく取るまで時間かかるんじゃないかなーって思うんですよね。それで、ウィッテカーのライバルに名乗りを上げたのが、ウィル・スミス。今週末から公開ですが、公開前にBECAという賞でノミネートされました。難しいとは思いますがひょっとしたら、オスカーにノミネートもあるかもしれないですね。
という訳で、今年のアカデミー賞は2007年1月23日にノミネーションが発表、受賞式は2月25日です。