先週末から公開された話題のクリント・イーストウッド最新作「Flags of Our Fathers/父親たちの星条旗」。オスカー候補とも言われている作品で、第2次世界大戦時の日本の硫黄島が舞台の作品だ。
その硫黄島では、下のソースによると900人近くのアメリカ黒人が戦ったそうだが、その900人は映画から削除されているらしい。実際に硫黄島で戦った兵士がソースのインタビューで語っている。
死体がそこらじゅうにあった。ビーチに着いた時にほふく前進で待避壕に行ったら、若い白人の海兵隊が家族の写真を抱いていたんだ。そしたら榴散弾にやられて、顔中が血だらけになっていた。私に出来た事は、そこにただ寝そべって祈るだけだったんだ...
さらに
という話は、この作品には含まれていない。その兵士は、この作品に黒人の姿がない事を知って
何だか存在を否定され、侮辱され、酷使されたみたいだ。
ソース記事は、第二次世界大戦終了時に大統領だったハリー・トルーマンの言葉で閉めている。
世の中での真新しい事は、我々が歴史で知らない事だけだ。
この「Flags of Our Fathers/父親たちの星条旗」という作品には、日本側から描く「Letters from Iwo Jima/硫黄島からの手紙」があって、多数の日本の俳優も出る事で話題ですね。アメリカ側には、アメリカ自身の内部の戦いもあった訳で... 未だにその戦いが続いている訳です。
今回から「議題」のカテゴリーで書いてみました。みなさんどう思われますか?
Absent from history: the black soldiers at Iwo Jima | World news | The Guardian
http://www.zmag.org/content/showarticle.cfm?SectionID=21&ItemID=11250