Cast >> Marlon Wayans (Calvin), Shawn Wayans (Darryl), Kerry Washington (Vanessa), John Witherspoon (Pops), Tracy Morgan, Brittany Daniel, Lochlyn Munro, Dave Sheridan ....
Director >> Keenen Ivory Wayans
Writer >> Shawn Wayans, Marlon Wayans, Keenen Ivory Wayans
Producer >> Keenen Ivory Wayans, Shawn Wayans, Marlon Wayans
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
Much LOVE to Wayans Family
カルビン(マーロン・ウェイアンズ)は、2フィート6インチ(約75センチ)の札付きの悪だった。刑務所を出所するカルビンの元に、ラッパーになりたがっているパーシー(T・モーガン)が待っていた。その足で2人は、ダイアモンドを盗む為に宝石店へ向かった。カルビンのアイデアでダイアモンドを簡単に盗んだが、ちょっとしたトラブルで警官に追われ、逃げ込んだ店に居たカップル(ケリー・ワシントン&ショーン・ウェイアンズ)の鞄にダイアモンドを隠した。警官から上手く逃れたカルビンとパーシーは、ダイアモンドを追って、カップルの家まで来た。ダイアモンドを取り戻そうと、カルビンとパーシーはカルビンを赤ちゃんに変装させたが...
ウェイアンズを愛してやまない私が言っても、あまり説得力がないかもしれないが、この映画のアイデアが盗作だったとしても、ウェイアンズがこの映画を作ったからこそ意味があるのだ。10人兄弟という大家族の彼等だからこそ、子供の無邪気な可愛さと、子供の残酷な部分を誰よりも知っている筈なのだ。ウェイアンズの1番下のマーロン・ウェイアンズの無邪気な可愛さと、愛された経験の無いカルビンという残酷な部分が出ている。ケリー・ワシントン演じるヴァネッサが、「子供を作りたくない」と悩んでいる時に、別の子持ちママがヴァネッサに話すシーンは、他の9人の兄弟に囲まれて育ったウェイアンズ兄弟が、いかに子供時代を楽しんだかよく分かるし、自分たちが子供を育てるようになっての素直な気持だったと思う。
ただ、無邪気なマーロン・ウェイアンズの役が、赤ちゃんに扮した時に「話せない」という欠点があった。やっぱり、この人には無邪気に話していて欲しかった。そして、変装じゃなくって、そろそろ彼等本来の姿を見てみたいかも... ラストも、コメディらしく暖か〜〜い気持になりたかったし、ウェイアンズ映画らしく「ヤラレタ!」と思いたかったのに、ちょっとそれらに欠けたかも。
ウェイアンズ家族の愛と、笑いが詰まってる。ちょっとした欠点も、彼等らしいと言えば、彼等らしいのかも。ウェイアンズ大家族の懐の深さに、学ぶ事はまだまだ多い。
(7/14/06:劇場にて観賞)