昨日のオスカー、いかがでしたか?
私にとっては、まあまあかな。私的にはジョン・スチュアートの司会は、×でしたね。オープニングは、ビリー・クリスタルとクリス・ロック(2人でブロークバック・マウンテン)や、ウーピー・ゴールドバーグ、スティーブ・マーティン、デビット・レターマン等が、オスカーの司会を断っていくのが面白かった。賞途中がイマイチ。主演女優でノミネートされている人たちを、茶化したのとか面白くなかった。
いきなり、ジョージ・クルーニーの受賞で幕開けた。彼のスピーチは、「将来政治家にでもなるんですか?」みたいなスピーチでしたね。彼の口から、ハティ・マクダニエルの名前が出るとは思いませんでした。さすが、ジョージ・クルーニー!と思わせる、素敵なスピーチでした。惚れました。ジョージが政界に参戦したときには、市民権とって、ジョージに一票入れたいと思います。
途中、ウダウダ〜とつまらない感じになって来た所で、見事に「Three 6 Mafia」がオリジナルソング部門で受賞しました。ここで書いたように、テレンス・ハワードは歌いませんでした。もっと自信をもって歌ってもらいたかったです。見事にパフォーマンスしたタラジ・P・ヘンソンは、無茶苦茶カッコよかったです。(そんなに上手じゃないけれど)ステージも映画に合わせていたのですね。彼等がパフォーマンスしてから、一気に会場の空気を奪った感じだった。プレゼンターが、クイーン・ラティファで、そのラティファが封筒を開けた瞬間の表情で、彼等が受賞したのが分かった。ジョン・シングルトンの喜びようが印象的。彼は、「Hustle & Flow」のプロデューサーなんだよね。彼等の口から、ジョージ・クルーニーが出たのも面白かったですね。オフィシャルサイトが、彼等の嬉しさをあらわしてますね。http://www.triplesix.com/ グラミー賞の前にオスカー取ったラッパーとしても、彼等は初ですね。
そのThree 6 Mafiaのレッドカーペットを見ていたんですが、映画評論家のロジャー・エバートがインタビューしているのが面白かった。まさか、彼等とロジャー・エバートが話す日が来るとは... 彼等がオスカー前日に頼んだリムジンの運転手が、エバートがオスカーの日に乗った運転手が同じだったらしい。
ジャック・ニコルソンが会場入り。ゴールデン・グローブの時には、裏のNBAの試合LA戦を観賞していたので、今回も来ないかと思ってた。調べたら、昨日はレイカーズ戦がなかったみたいなので、来ていたのかも。
受賞全体に関しては、上手くまとめたなーって思いました。期待されていた「ブロークバック・マウンテン」からは、監督賞だけだったみたいですが、その分ゲイコミュニティに対しては、主演男優賞受賞者が演じた役もゲイらしいので、そこで埋め合わせしたって感じだし、ブラックコミュニティには、上に書いたThree 6 Mafiaの受賞で上手く埋め合わせした感じだし、普通に映画を楽しむコミュニティの人々には、ジョージ・クルーニーの受賞で埋め合わせした感じだし、アジア人にとっては、アン・リー監督の受賞で埋め合わせした感じ。保守的なアメリカ人には、リース・ウィザースプーンと助演女優の人で埋め合わせした感じもするし。
でも、いちようオスカーで投票制なんですよね。どこまで、オスカー協会が投票を操作しているかは、分かりませんが... でも、作品賞の「クラッシュ」は納得なんですよね。映画制作人の多くは、舞台になったLAで住んでいるので、「クラッシュ」の出来事は人事じゃないんだよね。自分もどこかで...っていうのがある。車社会のLAは、運転激しいし、交通事故が多いし...いつもクラッシュだらけですから...