Cast >> Halle Berry (Janie Starks), Ruben Santiago-Hudson (Joe Starks), Michael Ealy (Tea Cake), Nicki Micheaux (Phoebe Watson), Lorraine Toussaint (Pearl Stone), Ruby Dee (Nanny), Terrence Howard (Amos Hicks), Gabriel Casseus (Sam Watson), Sean Nelson (Hezekiah) ....
Director >> Darnell Martin
Writer >> Zora Neale Hurston (novel)
Producer >> Oprah Winfrey, Quincy Jones ....
総合ポイント >> 4.75点/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 5
Our Eyes are watching God
17歳になったジェイニー(ハリ・ベリー)は、お婆ちゃんの言いつけで60過ぎの男と泣く泣く結婚する。満たされないジェイニーは、ジョージア州に小さな黒人だけの街を作ろうとしているジョー・スタークス(ルーベン・サンティアゴ=ハドソン)に出会い、スタークスから一緒に町を作ろうと誘われる。ジェイニーはスタークスと結婚し、幸せに暮らしていたが、暫くして2人の愛情はすれ違いになる。時が経ち暫くすると、ジェイニーは若い風来坊のティー・ケイク(マイケル・イーリー)と出会う。
自由奔放ながらも芯の強く、美貌にも恵まれたジェイニーという女性に、多くの女性が憧れを感じる事だろう。私はこの原作の本を読み終え、本を閉じた時に、暖かい太陽にあたっているような、何とも言えないフワフワとした心地よさを感じた。それと同時に、ティー・ケイクという男性に出会ったジェイニーに大きな嫉妬を感じた。ハリ・ベリーのジェイニーとマイケル・イーリーのティー・ケイクは、そんな原作の難しさを十分に演じきってくれたようで、原作との相違を感じながらも、映画が終わった瞬間、またあの心地よさを感じた。もちろん、またティー・ケイクを独り占めしたハリ・ベリーにも嫉妬した。
自伝映画もそうだし、原作本がある場合のもうだし、以前に同じ存在を知っていると、前に出会った時とのギャップを生むものだ。原作とのギャップがあったのは確かだ。私達の想像力が、映像に勝ってしまった結果かもしれないし、逆に映像が想像に勝ってしまったのかもしれない。けれど、私は本を読み終えた後のあの感覚にまた出会う事が出来た。映画を通して、私もあの太陽の光のような、暖かいフワフワした何かに出会えた気がした。
(12/20/05:DVDにて観賞)