マーカス・ディクソンというブラックの高校生が、あと3ヶ月で16歳となる白人のクラスメイトと性交渉を持ったという事で、10年の懲役を言い渡されたが、家族や知り合いによるネットでの無罪の呼びかけ等により、15ヵ月後に刑務所から出る事が出来たという出来事があった。
問題は複雑に絡み合った。ディクソンは、学業優秀な生徒で、また優秀なフットボール選手でもあって、大学にも奨学金を貰って進む事になっていた。ディクソンが住んでいたジョージア州の法律では16歳以下の未成年と性交渉を持ち、怪我する事があれば罪とされている。
ディクソンと関係を持った女の子は、差別的な父を持ち、ディクソンとの関係を知らせそうになった為、怖くなって、「レイプされた」と言った事で、ディクソンが逮捕された。その後に「同意の元に」性交渉が行われた事が分るが、ディクソンはなぜか10年間の懲役を言い渡された。
という複雑な話。
説明長くなりましたが、そんな事件を「コーチ・カーター」の監督、トーマス・カーターが製作する事になった。
http://movies.yahoo.com/mv/news/va/20050610/111841797300.html
「コーチ・カーター」とか「セイブ・ザ・ラストダンス」とか、お涙頂戴物語は得意なトーマス・カーターではあるけれど、今までとは違い複雑な問題が絡む作品をどう撮るのかが、楽しみ。いつものようにゆる〜〜い映画になりそうな予感はするけれど...