ずっと出かけていて書けなかった。ネットもチェック出来なかった。読売新聞を見て、ぶったまげた。リック・ジェームスの訃報記事。この前のBETアワードで、相変わらずの憎めないフリーク振りを見せてくれたのに。最近は、デイブ・シャペルやチャーリー・マーフィとのハシャギ振りが、楽しげで良かったのに... AP通信の記事によると、本人もそれを楽しんでいた様子だ。
リック・ジェームスは、音楽も私生活もやりたい放題だった気がする。私生活では、それがトラブルになっていたけど、音楽では唯一無二のミュージシャンだった。スロー歌わせたら、コーラスグループでもメインいける力量の声。そんな彼がネバネバ歌う「スーパーフリーク」は、名曲。彼のように才能あって、しかも強烈な存在感のあるミュージシャンは、ここ最近登場していない。マネしたくても、出来ないオリジナリティがあった。所が今は、みんな真似できてしまう。
今年に入ってから、映画界では、ロン・オニール(スーパー・フライ)とポール・ウィンフィールド(サウンダー)。音楽界では、レイ・チャールズに、今回のリック・ジェームス。今年1年だけで、こんなにオリジナリティを失わされた。私の宝物達が。上に住んでいる筈の偉い人達、私は悲しすぎるぞ。