SOUL * BLACK MOVIE

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

貴方の子供心は時空を超えられるか?『A Wrinkle in Time』

案の定、日本では全く話題にすらなっていない。なったのは、この映画が全米公開の時に『Black Panther / ブラックパンサー (2018)』に続いて興行成績で2位になったよ!というくらい。『ブラックパンサー』公開時の黒人芸能人による、SNSなどでのブラックパンサー推しは激アツでありましたが、彼らはこの作品も一緒に推していたのですよ。というのも、『Selma / グローリー/明日への行進 (2014)』のエヴァ・デュヴァネイ監督作品で、こちらも一応ヒーロー映画!しかも13歳の女の子が主役。しかも泣く子も黙るオプラ・ウィンフリー出演!という訳で、比較的に女性芸能人からの支持が熱かった。とはいえ...ディズニー映画でありまして、しかも児童書「五次元世界のぼうけん」が原作な訳でありまして... その二つをバカにする訳でもないですし、みんなの熱い気持ちはとても理解出来るのですが、流石に『ブラックパンサー』のテンションでは行けないなとも思っておりました。でもエヴァ・デュヴァネイは大好き!2011年頃から注目していた!彼女の映画の色使いは独特でパステル調な淡い感じなのに、でも鮮やか!っていうのが本当に好き。

メグの幼い頃の思い出は、天体物理学者の父(クリス・パイン)と一緒の実験。父も母(ググ・ンバータ=ロー)も天体物理学者で、人は他の世界にテレポート出来ると信じていた。そして時は経ち、13歳になったメグ(ストーム・リード)。父がその後行方不明となっており、学校ではイジメには遭っていたが、それでも弟チャールズ・ウォレス(デリック・マッケーブ)を守る強い姉であった。ある日、見知らぬミセス・ホワットシット(リース・ウィザースプーン)がやってきて、父が言っていた四次元超立方体(tesseract)はあると告げる。そして、次の日に弟と犬を散歩中に同級生のカルヴィン(レヴィ・ミラー)と偶然出会い、そしてミセス・フー(ミンディ・カリング)に出会い、そしてその後家に戻ると、今度はミセス・ホワットシットとミセス・フーがミセス・ウィッチ(オプラ・ウィンフリー)と共にやってきた。彼らは3人のミセスと共に別世界へ父を探しに旅に出るが...

と、超ファンタジー映画。私がまだお子様だった頃、『ネバーエンディング・ストーリー』とか『グーニーズ』なんていう超ファンタジー映画がありまして...『ネバーエンディング・ストーリー』はファルコンが私は怖かったし、あんまりもう覚えていない。もう見る事はないだろうけど、『グーニーズ』は今見ても面白いんじゃないかな?とは思っている。っていうのを思い出しながら、ガッツリこの年になってこの映画を観たのですが、やっぱり年齢が邪魔しちゃう。日本語訳、ウリエル(Uriel)でいいのかな?についた時のお花のシーンは、「これぞエヴァ・デュヴァネイ・マジック!」って感じで、鮮やかなシーンで、子供心に一瞬戻れたけれど、そこだけだったかなー。いや、他にも綺麗なシーンは一杯あるんだけどね。そして子供映画にシャーデーとかSiaは大人過ぎませんか?Siaの「Magic」は映像にはピッタリなシーンなのだけど、映画のテーマとかトーンには大人過ぎるのです。まあこういう映画で大人の音楽に触れるのも手だとは思うのですが、やっぱり映画を通してみると、合わないよなーと。エヴァ・デュヴァネイって、大人向けだと思うんですよね。大人の事情とか大人の恋愛とか描かせると天才的で、こちらもグッと来るんです。もうずっと、「あー、ググ・ンバータ=ローと校長先生のアンドレホランドのメッチャ大人な恋愛ドラマが見たいわ!シャーデーの曲込みで!」と思ってしまったんです。そして、オプラがデカすぎで面白かった。デカい間、ずっとニヤついてしまった。リース・ウィザースプーンは凄く魔女ぽくて良かった。

と、私みたいな邪な気持ちが無い純な子供たちと大人におススメします。私の穢れた脳までは、時空を超えてくれませんでした。やっぱり『ブラックパンサー』と同じテンションにはなれませんでした。

A Wrinkle in Time / 日本未公開 (2018)(3.75点:1630本目)