もうやりきれない。ツイッターでこの映画の事を何度も面白いと書いたのに全く共感されない。私の語彙力はそこまで低いのか...それとも私は全く信用されていないのか...悲しくなるばかりである。悔しいので何度でも書いてやる!この映画は面白い。この映画は面白い。この映画は面白い。この映画は面白い。
アメリカでは年間2400回もの強盗が起きている。その中でもとりわけ多いのがロサンジェルス。今回もパサデナのドーナッツ屋の前でお金を輸送する装甲現金輸送車が襲われ、警察との激しい銃撃戦となった。しかし強盗達は逃げ切った。彼らは、メリーメン(パブロ・シュレイバー)とレヴィ(50セント)とボスコ(エヴァン・ジョーンズ)とドニー(オシェア・ジャクソン・ジュニア)の4人だった。次の朝、現場に到着したのが、LA保安官で「ビック・ニック」と呼ばれるニック・オブライエン刑事(ジェラルド・バトラー)だった。ニックは長年メリーメンを追っており、そしてメリーメンはニックが仲間を殺した事で憎しみ合っていた。そんな時、メリーメンの一味は大きな強盗を計画し...
何回も書きます。この映画は面白い。確かに途中まで長い。でも、それが長い分、ニックとメリーメンの歴史の長さと2人の数奇な運命も感じる事になる。そしてこれは正真正銘のジェラルド・バトラー映画。彼の作品が好きな人は絶対にこれも好きになれる。我々がバトラーに求める要素は、渋さと哀愁。その2つをこの映画でも感じる。しかもそれにプラスして、あのバトラーが面白い。この映画、結構笑える場面も多い。それは映画の雰囲気をぶち壊す笑いとか、ネタ作品としての面白さでは決してない。ドキドキハラハラの緊張感が良い感じで続く映画だからこそ、欲する緩和の笑い。そして意外とこの映画ではバトラーがその笑いを取っている。更に、『トレーニング・デイ』や『エンド・オブ・ウォッチ』や『フェイク シティ ある男のルール』などなど...数あるLAと警察映画の中でも一番LAを感じる作品だ。ダウンタウンにパサデナにイングルウッドにターミナル橋...昔LAに住んでいた私がLAを懐かしく思う位だから間違いない(でも撮影はアトランタだったりする映画マジックの面白さ!)。
そしてラスト。絶対に誰にも想像出来ないラストだ。しかも最高だ。そこまでにたどり着く対決は、さながらウエスタンの1対1のような渋さで痺れる。もうこれは、ジェラルド・バトラーの真骨頂。そしてメリーメンを演じたパブロ・シュレイバーは、プライベート写真を見るととても人が良さそうな笑顔が素敵な好青年だが、この映画ではとても悪い人に見える。この2人が好演。そして、オシェア・ジャクソン・ジュニア!アイス・キューブの息子で、映画『Straight Outta Compton / ストレイト・アウタ・コンプトン (2015)』でデビューしたが、正直、ここまで上手くなれるとは思ってはいなかった!オシェアの上手さも光っている。今日の写真は、いい感じで主要キャストが1枚に収まっている劇中の写真は無いため、こんな楽しい感じになっている。それにしてもむさ苦しい男ばかりだ。
何度も書きますが、この映画は面白い。絶対に!確かに批評家からの評価は低い。しかしアクション映画ファンからの評価は絶大である。IMDBの一般投票も今のところ7.2と高めだし、Googleの一般投票も現在86%。なにも私はこの映画がオスカーを取るような面白い映画と書いている訳ではなくて、心の底から楽しめてしまう面白い娯楽作品だと書いている訳です。この映画は面白い。絶対に!!!
Den of Thieves / 日本未公開 (2018)(4.75点:おまけ本目)
http://denofthieves.movie/