モハメド・アリと勝新太郎...なんというハイブリット感!うっひょー!!!モハメド・アリも勝新も知る日本人ならテンション高くなる事間違いなしだ。でも絶対に観る事が出来ない映画だと思っていた。なにせメディアにはなっていないのだから。ってやさぐれて、ツイッターで呟いてみるものですね!なんでも日本のケーブルで放送したというじゃないですか!しかも、これリマスターしたんですか?という素晴らしい状態で!なんとぉおおおおおお!テンションウルトラマックスですよ。情報をくれたみなさん、ありがとうございました!
モハメド・アリが太陽をバックに登場。自分の言葉で自分を紹介。そして、画面は変わって、フォーク歌手リッチー・ヘヴンスのレコーディング風景。プロデューサーからの指示や、ヘヴンスからの他のミュージシャンへの確認などがされている。そこにモハメド・アリとリッチー・ヘヴンスの名前。そして「Stand Up Like A Man(男らしくそびえ立つ)」という英語題の文字。冒頭に戻ってモハメド・アリが太陽をバックに走る...
というドキュメンタリー映画。モハメド・アリのプライベートな映像から、トレーニング風景に、試合映像までと中々の盛りだくさん。ってぇえええええええええええ!リッチー・ヘヴンスぅううううううう!!!ってなりました。勝新がリッチー・ヘヴンスが好きで、彼をこのドキュメンタリーに取り入れたのが、実は一番の驚きで嬉しさでした。しかもタイトルでモハメド・アリと名前が並んでいるじゃないですか!リッチー・ヘヴンスと言えば、1969年のウッドストック。あの伝説のウッドストックで一番最初のパフォーマーがリッチーヘヴンス。勝新はそこで知ったのかな?と思いました。で、そのリッチー・ヘヴンスがモハメド・アリを思って書かれたかのような歌を披露しながら、このドキュメンタリーは進んでいくのです。がぁああああ!凄い良い曲で欲しくなって調べたのですが、結局曲名も分からず仕舞い。この曲は恐らくですが、未発表曲。っていうプレミア感... 勝新、流石だわ!逆に、このヘヴンスの曲知っている人が居たら、教えて欲しい!お願いします。リッチー・ヘヴンスと言えば、『Django Unchained / ジャンゴ 繋がれざる者 (2012)』でカッコ良く効果的に使われていた「Freedom」ですね!劇中では使用されているのに、サントラには入っていないのが残念。
途中ね、モハメド・アリのあの独特なマイクパフォーマンス的な語りがあるのですが、突然日本語字幕なくなっているw。取り留めもなさ過ぎで、訳す事に飽きたor諦めたのかもしれないと思い、笑ってしまいました。
これの制作費が膨大に膨れ上がって、勝新は借金を抱え込んで、玉緒さんはずっと借金を払い続けた(たぶんこれだけが理由じゃないと思うけれど)という話を読んだのですが、やっぱり玉緒さんの前ではこの映画の話は禁句なのかな?思い切ってDVD化して、借金を少しでも取り戻して頂きたい!
あの自由過ぎた勝新が、最期まで自由を追い求め戦ったモハメド・アリとリッチー・ヘヴンスが好きって事を知れたのが、何か胸熱でした!
Ali, The Man / モハメッド・アリ 黒い魂 STAND UP LIKE A MAN (1974)(1565本目:4.5点)