SOUL * BLACK MOVIE

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All the Way / オール・ザ・ウェイ JFKを継いだ男 (2016) おまけ

ジョン・F・ケネディ大統領が暗殺され、副大統領だったリンドン・ジョンソンが大統領に就任。そこから語られていくリンドン・ジョンソンの物語。元々はブロードウェイ舞台劇で、HBOが映画化。スピルバーグも関わったらしい。ジョンソン大統領を演じたのが、TVシリーズブレイキング・バッド』で人気を不動のものとしたブライアン・クランストン。この舞台でクランストンはトニー賞も受賞。という訳で当たり役ですね。ジョンソン大統領と言えば、公民権法という事で、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師役には、マーベル作品のファルコン役でお馴染みのアンソニー・マッキー。細身のマッキーが、中肉中背のキング牧師を?と思ったが、ちょっと体重増やしたよね?という感じで演じていた。クランストンも特殊メイクでジョンソンに化けておりますので、マッキーも少しメイクされているのかな?という感じでした(違和感はないです)。でも少しセクシー過ぎるキング牧師でしたけどね!流し目が...エロ!公民権を映画で描こうとするならば、公民権運動そのものに焦点を当てるか、キング牧師や別の活動家などの立場と観点から語られるか...だったのですが、ジョンソン大統領側から描かれるのはとても新鮮で面白かった。ケネディ大統領が暗殺され、公民権法への道が閉ざされたと思うキング牧師側に、引き継ぐよ!と言い切るジョンソン大統領。でも信用されていない所とか、キング牧師を避ける所とか、面白かった。大統領就任直後にキング牧師の電話を長い事保留にするのは酷いと思いましたけど!!(怒)ただキング牧師の側近がアバーナシーとロイ・ウィルキンスとボブ・モーゼスとストークリー・カーマイケルの4人だけだったのは謎。ジョンソン大統領はキング牧師の事が苦手で、ホイットニー・ヤングが仲介役だったし、ジェームス・ファーマーやジョン・ルイスが居ないのは違和感でした。まあジョンソン大統領の映画なので、その辺は省略かな。それにしても、クランストンのジョンソン大統領は見事だった。『The Butler / 大統領の執事の涙 (2013)』でリーヴ・シュレイバーが演じたジョンソン大統領は物凄く豪快な人だったけれど、今回のクランストンも豪快。でも大げさじゃなくて現実的な豪快さ。それでいて「どうしていいのか分からないから大統領辞めるぅうううー」とか泣きだしちゃって笑った。公民権法を実行させたり、貧困問題と戦ったりと、とても貢献した大統領ではあるのに、一方でベトナム戦争始めちゃったりと、イミフな部分もあったジョンソン大統領。見事に演じ分けていた。
それにしてもジョンソン大統領と言えば、トイレネタが鉄板なのでしょうか?豪快だなー。
日本でも放送予定らしいです↓。
(4.25点/5点満点中)
オール・ザ・ウェイ JFKを継いだ男|映画・海外ドラマのスターチャンネル[BS10]