Cast >> Shanon Harper (Shannon / Abu), Ernest Bastien (Friends #1), Mark Anthony Hackett (Marcus) ...
Director >> Keith Miller
Writer >> Keith Miller
Producer >> Keith Miller, Elisabeth Holm
Genre >> Drama
総合ポイント 4点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 5 演出 >> 4 音楽 >> 3
"You want to leave something here in this world"
アブ(シャノン・ハーパー)はブルックリンで1人寂しく暮らしていた。車の保険会社で、事故処理のリポートを聞く仕事をしていた。オフィスにも誰よりも先に来ていた。しかし最近は体調が悪く、病院で検査した。いい仕事をしている割には、あまり裕福でなく、しかも夜にはバーの用心棒の仕事もしていた。訳があった。アブは以前に麻薬取引で捕まっていて、それで借金があったのだ。検査結果が出た。アブは肉腫の癌だったのだ。余命もあとわずかだと言われるも、誰にもそのことを言わずに淡々と日々をすごした。そしてある日、アブはNYの町を離れて、バスにて自然が溢れるパイン・ヒルへと向かったのだった...
インディペンデンス作品。インディ系のアワードを受賞。私が知ったのはスラムダンス・アワードにて。そのアワードで大賞を受賞。最初から最後まで淡々としている作品。アブはいい奴である。でも環境が悪かったんだろうなーとは思った。保険の仕事は本当に一生懸命。借金もちゃんと返そうとしている。これが借りた人がまた嫌な奴。お母さんからも借りているんだけど、お母さんもあまり母性を感じない、生きていくのに精一杯な人。まあたまにいるタイプのお母さん。なのでお母さんのシーンはイライラする。もう1人借金していた男も友達ぶりながら嫌な奴である。別の友達もアブを使うだけでイライラする。アブからは、孤独感しか感じなかった。地元に戻って友達と話すんだけど、友達みんなアブの事情は知らないからイライラした。特に50過ぎてグダグダと説教的な事を話す男は無神経過ぎた。いやみんな分からないから仕方ないんだけど。そこで思わず涙してしまうアブが可哀想過ぎた。
本当は悪い奴じゃなくてピュアな男のリデンプションソング。アブはこの世に何を残していくのだろうか?
(2/25/15:ストリーミングにて鑑賞)