Cast >> Robert DoQui (Eli Brown), Isaac Fields (First Sgt. Robertson), Barbara Hale (Mrs. Alice Grierson), Rafer Johnson (Pvt. Armstrong), Lincoln Kilpatrick (Sgt. Hatch), Isabel Sanford (Isabel Taylor) ...
Director >> John 'Bud' Cardos
Writer >> Marlene Weed
Producer >> Stuart Z. Hirschman, James M. Northern
Genre >> Western
Country >> USA
総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 5 演出 >> 4 音楽 >> 5
"Who is our Ememy? Walking Horse had a reason"
1871年6月末、夜な夜な夫が居る女性宅で夫が留守中に情事を重ねていたプレイボーイなミュージシャンのイーライ・ブラウン(ロバート・ドクィ)は、怒り狂う夫たちから逃げる為に逃げた場所が軍のリクルート施設だった。そのままブラウンはテキサスにあるフォート・デイビス基地に連れて行かれる。そこでは、厳しいロバートソン軍曹(アイザック・フィールズ)がアームストロング2等兵(レイファー・ジョンソン)の助けと共に、新しい軍人を鍛えていた。ブラウンはそこでの訓練に耐え、そこで裁縫師として働いていたジュリー(ジャネー・ミッチェル)と恋に落ちて結婚する。しかしジュリーは、軍の中では嫌われていたがハッチ軍曹(リンカーン・キルパトリック)に少し気があり、ハッチ軍曹もそうだったが、気持ちを伝える前にブラウンと結婚してしまった。アームストロング2等兵は優秀だが、お酒に弱い所があり、ネイティブ・アメリカンのウォーキング・ホース(ロバート・ディックス)一家に助けてもらっていた。そんな中、ウォーキング・ホースが新しく買った馬が盗まれてしまい、助けを求めてきたが...
B級映画を作っていたジョン・”バッド”・カードスによるウェスタンというか、歴史軍隊作品。この映画のように実際に黒人部隊”バッファロー・ソルジャー”は、テキサス州のフォート・デイビスにて勤務していた。その彼等が遭遇する白人の上官とネイティブ・アメリカンとの関係。ブラウンが基地についてそうそう、ロバートソン軍曹から「お前らは、軍服が着れて誇らしく誰からも好かれると思っているかもしれないが、実際には黒人だから白人には嫌われ、軍人だからネイティブにも嫌われ、そしてよそ者の軍人だからテキサスの住人も嫌われるんだ!覚えておけ!」と言われる。未だB級だとレッテルを貼られるかもしれないが、軍の内部、そしてバッファロー・ソルジャー達の苦悩と試練が見れる面白いB級だ。しかも演じていた役者達の威厳が感じられる。
冒頭の流れる素晴らしい歌から、アームストロングとウォーキング・ホースの結末は分かっていたが、それでも実に哀しい物語だ。そしてアームストロングが慰めるロバートソン軍曹に言い放つ言葉が実に切なく、そして力強い。意味の無い戦いって本当に無残な事なのだ。
(2/10/15:ストリーミングにて鑑賞)