Cast >> Sebastian Telfair, Rick Pitino, Dwayne Tiny Morton, Jay-Z, Dwight Howard, Shaun Livingstone ...
Director >> Alistair Christopher, Jonathan Hock
Producer >> Jonathan Hock, Philip A. Aromando, Diane Houslin, Christopher Kenneally, Asha Rubin
Genre >> Documentary
Country >> USA
総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> N/A 演出 >> 4 音楽 >> 5
"Don't let 'em see you limpin', dog!"
セバスチャン・テルフェア。NBAのスーパースターであったステフォン・マーブリーの従兄弟であり、彼と同じリンカーン高校にてそのマーブリーを凌ぐ勢いで活躍中のバスケットボール選手。大きな期待を受けながらも、それに負けずに活躍し、名門ルイビル大学への進学を示唆していたが、彼の目の前にはもっと巨大な期待が掛けられていたのだった。進学かNBAへか、悩むテルフェアを追うドキュメンタリー。
巨大なお金が動くアメリカの企業。NBAというスポーツ団体も例外ではない。そのスター選手を取り囲む環境は、どんなスポーツドラマよりも熱く、そしてどんなウォールストリート系映画よりも成金趣味で、どんな昼ドラよりもドロドロしている。そんな中で笑顔を忘れないセバスチャン・テルフェアは天使のように無垢でいて、それすらを楽しむ大人にも見えた。でも時折見せる彼の苦悩と混乱の表情が忘れられない。それでも夢に向かう。彼がそれに向かわせるのは、家族という存在だ。母の存在、そしてその同じ夢をもうちょっとで掴むところで掴み損ねた兄の存在がある。
コートを離れた選手を観る度に、彼等がどれだけのものを持ってコートに掛けているのかが分かり熱くなる。どうして私はNBAにこんなに惹かれるのか?そこには巨額な富が待っているから故の、選手達の苦悩と努力に満ちた汗だったのだ。なので最後はやはり涙がつい出てしまう。希望に満ちたラストも最高だ!
(12/26/14:DVDにて鑑賞)