SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Memphis / 日本未公開 (2014) 1322本目

メンフィスっていうタイトルとポスターの感じだけで、超楽しみにしていた作品。なぜかファッション・ブランドのグッチが関わっている。そのせいもあってか、随分とシャレオツな作品となっている。メンフィスなのに!メンフィスと言えば、ギトギトなBBQリブにギトギトなブルース。まあある人たちは「エルヴィス!」でしょうか?私には「スリー・シックス・マフィア!」ですけどw。ダーティ・サウスのメッカの一つですよ。ダーティ... 不潔、汚い、埃... 私には全く理解出来ないのだけど、綺麗でピカピカの車ではなく、なぜか泥まみれのトラックが彼等のステイタスとなる地域。沢山のブルースの名曲が生まれた所でもある。そしてアイザック・ヘイズなどのミュージシャンを生んだスタックスのお膝元。というか、私的にはメンフィスと言えば、ペニー・ハーダウェイ!!!ですけどー!!!!なのでメンフィスには特別な思いがある。そんなメンフィスが舞台。

遠くで電車の音が聞こえるメンフィスの町で、少年はバイクに乗っていた。そのメンフィスで活躍している歌手の男(ウィリス・アール・ビール)がTVインタビューを受けていた。「俺は魔法使いなんだ」。そう語る歌手の男は、身支度をして教会に行くも、なぜか歌えなかった。曲が書けず歌えない。伸び悩んでいた。その男の彼女らしい女性と2人で話しているが、他愛のない会話をして、男は出かけた。中年のおじさんと話したり、年老いたミュージシャンと話したりし、みんなには「神から授かった大事な才能なのだから...」と言われるが、何かまだ引っかかっている。男は中年のおじさんに連れていかれ、おんぼろな家に置いていかれる。近くの林などで1人で生活をしているうちに、男は歌う事を取り戻していくが...

と、私、上手くまとめましたよ、これでも!多分殆どの人が「????」になるんじゃないかな?役名もないし、関係性も良く分からないのでつかみどころが無い。男と女の子が恋人同士なのは間違いないけど、中年のオジサンはハッキリしていない。多分、男の父親だとは思うけれど。とにかく起承転結のない作品。私、起承転結のない作品、嫌いじゃないですよ。なんて言ったって、私の生涯ナンバーワンの作品『Killer of Sheep / 日本未公開 (1977)』も起承転結ないし。でも魅力に少し欠けたかな。このシーン大好きだ!と思えるシーンもなかったし、とてつもないパワーを感じる映像も無かった。まあ唯一分かるのが、この主人公の歌手がとてつもなくこじれている面倒な男という事くらい。彼女、滅茶苦茶いい子なのに!意味分からない。いるよね、こういう面倒な男。こじれ過ぎなのよね。確かに太陽の光を受けた大木とか美しい映像は沢山あった。でも人間の深みとか映画の深みを感じなかった。とにかく沢山のオシャレな映像は沢山あったかなー。

期待していただけに、がっくし。これもまたメンフィスである事は間違いない。中年の片足ないおじさんと素朴な可愛さのある彼女が、一番南部を感じましたね。2人のああいう感じ、うちの家族にも居る!

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(3.75点/5点満点中:1/15/15:DVDにて鑑賞)