Cast >> Makena Diop (Mocktar), Rasmane Ouedraogo (Thiam), Adama Ouedraogo (Amade Sana), Souleymane Soure (Pate), Fatou Tall-Salgues (Coumba), Joseph B. Tapsoba (Tidiane) ...
Director >> Laurent Salgues
Writer >> Laurent Salgues
Genre >> Drama
Country >> Burkina Faso
総合ポイント 5点/5点満点中
内容 >> 5 演技 >> 5 演出 >> 5 音楽 >> 5
"I like you much better when you were poor"
モクター(マケンナ・ディオプ)はニジェールから仕事を求めてフルキナファソの金炭鉱までたどり着いた。しかし既にゴールドラッシュは20年前に終わっており、過酷な仕事だけが待っていた。故郷を置いて出てきたのには訳があった。そんな状況の中でも、仕事仲間のティアム爺(ラスマネ・ウエドラオゴ)や、夫を亡くした若い女性コウンバ(ファトゥ・トール=サルグ)とその娘マリアマがモクターの心を癒すのだが...
フランス人が制作したアフリカ映画。これが中々美しい作品であった。冒頭からの砂漠の映像。そこから湧き上がってくるように出てくる人々。最初はそこで何が行われ、そしてなぜ地下から出てくるのか分からなかったが、徐々にそれがどうしてなのかが語られていく。既に枯れた金炭鉱で過酷な労働条件の中働いている人々。それぞれに事情があって、そんな生活をしている。そして彼等は互いに助け合い、励ましあい、そして慰めあう。他の人にとっては監獄暮らしような生活でも、彼等にはどこか居心地が良かったりするのだ。そんな所で男が自分を見つめなおし、人を救う事で自分も救われようとする。でも人はまた状況によって変わってしまう。ティアム爺のように。
塵が舞う中での塵の夢。夢は塵と共に消えていく。美しく、儚く。
(12/13/14:ストリーミングで鑑賞)