Kite / 日本未公開 (2014) 1307本目
サミュエル・L・ジャクソンと日本のアニメが原作という融合。その化学反応の素晴らしさは『アフロサムライ』にて証明済み!という事で、撮影前?中?に監督が突然死で亡くなってしまうという紆余曲折がありましたが、忙しい筈のサミュエル・L・ジャクソンはそのまま残り完成。余りツイッターで自分の映画の宣伝をしないジャクソンのオジキですが、これに関しては「みんなとの撮影が楽しかったので見てねー(わざとこんなオジキぽくない口調で訳してやったぜ!)」とツイートしてましたよね。という訳で、梅津泰臣のアニメ「A KITE」を実写版映画化。
既に経済破綻した後の街。安全面でも破綻しており、人種売買が横行しカルテルが出来上がっていた。そんな中、ピンク毛の女性がエレベーターで男をいちゃついていた。その姿を見て頭を振るお婆ちゃん。頭に来た男がお婆ちゃんに手を挙げた。その瞬間、ピンク毛の女はその男の頭に銃弾を一発撃つ。しかもその銃弾は時間差で爆発するのだった。逃げるピンク毛の女性。目撃されたお婆ちゃんを殺すことは出来なかった。そしてその事件現場に到着したのが、カール・エイカー警部補(サミュエル・L・ジャクソン)だった。ピンク毛の女が使った地雷銃弾は、スペシャルフォースのみに配られているもので、一般人は絶対に手に入らないものであった。そのピンク毛の女の名前はサワ(インディア・アイズリー)で、警察官だった父と、そして母を失い、両親を殺したエミールへの復讐を誓い、追っていたのだった...
という事で、サミュエルが演じた役は...って原作アニメを読んだ人なら分かっちゃうよね。でもその種明かしがこの映画の山場なんで書けないよ!ってか、原作アニメを知らない私でも途中で分かっちゃったかなー。あと原作では主人公とあの人の関係がかなりエグイみたいですが、そこは映画では描かれませんでしたね。でもアクションはエグかったです!思わず、うぉ!と叫んだ所も。という訳で、クロエ・グレース・モレッツが確立した「まだあどけなさが残る可愛い少女がこてんぱんに悪い大人をキック・アス!」というジャンルが好きな人の映画であって、それを楽しむのが正解なんだと思います。主演の女性もモレッツちゃんに寄せてる?のか、似ていたし!18歳の役なのに、18には見えない!15歳位?という、アメリカでは珍しく童顔。ってオリビア・ハッセーの娘なのか!!なるほど。ああー君は変わったぁあああ〜♪(まあそこはイジるよね)
1時間半、割りとあっという間に過ぎてしまいますね。でも...アメリカで凧揚げ見た事ないっす。特に都会では... LAでは電線にスニーカーは引っかかっていても、凧はないかなー。日本でも今、凧揚げしている人を見ると懐かしい!って思ってしまいますよね。今じゃ、電線に凧なんて風景もまったく見ないですよね。昭和の時代にはありましたね...と、最後感傷的になるわ。
(3.5点/5点満点中:12/4/14:DVDにて鑑賞)