SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Sorry, Thanks / 日本未公開 (2009) 1297本目

まあ絶対にブラックムービーではないのですが、主人公の1人が黒人の女性で、そのせいかもうホームページに登録してあって、削除しよーかなーとも考えたんですが、もう登録してあるし、まあいいかと書いております。この映画を見た日本人も少ないだろうし。いや私だけかもしれないし。個性的な作品が集まるSXSW映画祭にて上映。

サンフランシスコ。カイラ(ケニア・マイルズ)は恋人と別れ、家を出た。その後、新しい職を探し、新しい男性たちとも出会い一夜を共にした事もある。しかし中々上手くはいかない。その一方で、マックスはいちよう仕事を持っているが、どこか抜けていて、何に対しても情熱を見せていない。そんなカイラとマックスが出会った。しかしマックスには彼女が居た。それを知るカイラであるが、2人は一夜を共にして...

なんいうか、リチャード・リンクレイターの『恋人までの距離』的なものを狙っているんですね。それをサンフランシスコでやった感じ。『恋人までの距離』から始まったあの3部作は、イーサン・ホークジュリー・デルピーの何気ない会話で構成されていた。この映画でもカイラとかマックスに話をさせていく。俳優ぽい美貌を持っているわけでもない、普通の人々の普通の会話が軸。でもさ、リチャード・リンクレイターイーサン・ホークジュリー・デルピーもキャリアをちゃんと積んだプロだし一流なので、会話だけでも上手く構築していき面白い作品だったが、こちらは監督も俳優もまだキャリアを積んでいない人々なので、正直その会話が一番辛かった。だからそんな会話ばかりが続くこの映画は辛かった。

まあ、一発でサンフランシスコ!と分かるサンフランシスコの町並みは楽しかったかな。でもどうせなら同じインディでサンフランシスコなら『Medicine for Melancholy / 日本未公開 (2008)』を見るかなー。あちらの方はスタイリッシュでズキュンドキュン来たわ。

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(2点/5点満点中:11/1/14:DVDにて鑑賞)