本日発売の「映画秘宝 12月号」にて、なんと、なんと... あの... 私のオールタイム大好きな映画10位には入る...いや好きな70年代映画だったら5位内には入るであろう.... あの... いや好きなヴァンパイア映画だったら絶対に1位であろう... あの... あの.... 『Ganja & Hess / ガンジャ&ヘス (1973)』について寄稿させて頂きました!もう〜感涙でございます。映画秘宝さんには感謝の言葉しかありません!!この大好きな作品を自分のサイトやブログじゃなく、影響力のある映画秘宝さんで紹介させていただけるとは!なんと40年の時を経て、日本に初上陸する事になったのです!しかも完全な形にて!!これは奇跡なのです。このような完全な形になるのも奇跡でして、それとビル・ガンという監督の生き様を原稿にも込めたつもりです。そしてその奇跡がこのブラックムービー砂漠の日本に上陸するのも奇跡なのです!!これを逃したら、もう字幕ありでは見れないかもよ?という事で、大挙して東京国立近代美術館フィルムセンターに押し寄せますように(それと同じ数の人たちが映画秘宝をご購入してくれますように!)!あ、『Sweet Sweetback's Baadasssss Song / スウィート・スウィートバック (1971)』も上映するらしいよ!
上映会情報MoMA ニューヨーク近代美術館 映画コレクション
確かにこの映画は1回観た位じゃ理解し難い難易度のかなり高い映画です。この映画を理解出来るようにかなり分かりやすく説明したつもりですが、それでも分かんないよーっていう人が多数かもしれません。でもね、分かった時に多分腰砕けになる筈!そして絶対に大人の階段上っちゃうよ。まあタイトルであり女性の名前である「ガンジャ」っていうのがね、あれだよね。大人ならビル・ガン監督が何を伝えたいかは分かるよね。そしてこの映画の不可解だけど、とても品のある色気を、私は普段は絶対に使わないであろう「耽溺」とか「肉欲」とか「妖」なんていう漢字に頼ってみました。
そして同じく40年の時を経て、スパイク・リーが『Da Sweet Blood of Jesus / 日本未公開 (2014)』としてガンジャとヘスを蘇らせました!リー本人は「この映画は『Blacula / 吸血鬼ブラキュラ (1972)』のリメイクではない!」なんて言っており、素直に「これは『ガンジャ&ヘス』のリメイクです」とは言わない屁理屈なリー先生ぽい言い方も可愛いっすね。これは前にツイッターでも書いてしまったんですが、正直へス役はアンソニー・マッキーで見たかったかな?とも思いますが、スパイク解釈のガンジャ&ヘスも楽しみであります。
ちなみに今日の写真のシーン、デュアン・ジョーンズは滅茶苦茶嫌だったらしい。床のトマトジュースを飲むなんて!と。インテリだからね、ジョーンズは。
という訳で1作品に熱くなって書いて原稿よりも長くなりました(大事な事は秘宝さんの方に書いていて、こっちには書いてませんから!)が、是非『ガンジャ&ヘス』をお見逃しなく!そしてその前には必ず映画秘宝12月号をご購入のほどをよろしくお願いいたします!!しかし、ビル・ガン監督も嬉しいだろうな〜。まさか40年後にこの日本で完全版が公開とは... 映画監督としてカッコいい生き様だよね。無残にされた自分の作品が、その後にちゃんと評価されて完全版として復活するとは!復活!!そう、だから面白いヴァンパイア映画なんだな、この作品は。色んな意味で!よろしくお願いします。
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2014/10/21
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る