SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Sanders of the River / コンゴウ部隊 (1935)

Cast >> Leslie Banks (Commissioner R.G. Sanders), Paul Robeson (Bosambo), Nina Mae McKinney (Lilongo) ...
Director >> Zoltan Korda
Writer >> Lajos Biro, Jeffrey Dell ...
Producer >> Alexander Korda
Genre >> Drama
Country >> UK

総合ポイント 4点/5点満点中
内容 >> 3 演技 >> 5 演出 >> 3 音楽 >> 5

"The Law is back on the river"
ナイジェリアはイギリスに支配されており、統治するためにイギリスから数人が配置されていた。しかし広大な土地を統治するのは難しい事であった。しかしサンダース(レスリー・バンクス)は、地元の酋長たちと上手い事やり平常に統治していた。地元の酋長達はサンダースを「ロード(神)・サンディ」と呼び慕っていた。その中でも川沿いの村を統治する若い酋長ボサンボ(ポール・ロブスン)はサンダースを慕い、そしてサンダースもボサンボを信頼し、美しいリロンゴ(ニナ・メエ・マッキニー)との結婚も正式に認めるなど強い関係を築いていた。しかしサンダースも結婚する事になり、1年間は別のフュガーソンが統治する事になったとたんに、以前から問題を起こしていたモフォラバ王(トニー・ウェン)が反乱し...

キングコング』などで知られるイギリスの作家エドガー・ウォレスの小説を、『泣け!愛する祖国よ (1951)』のゾルタン・コルダが監督。当時、共産党の活動をしていたポール・ロブスンはアメリカを追われイギリスで生活していた。そのときに制作された作品である。しかも当時のロブソンはアフリカに非常に興味を持っていて勉強中だったという。黒人のあり方とアフリカの姿を上手く伝えられたら...と、出演を快諾。しかし制作者側は、ロブソンが出ていない場面を勝手に書き換えて撮影した。それにより、ロブソンは完成披露会では、激怒して映画館を途中で去ったという。まあその位に本当に内容は酷い。植民地を肯定し、白人による支配は健全であるという事なのだ。

ロブソンの力強い歌声に男らしいイメージにアフリカの姿を伝えたいという心意気、そしてニナ・メエ・マッキニーによる革新的な女性の強さと優しさというイメージが全て台無しにされている残念な作品である。

(7/6/14:DVDにて鑑賞)