Cast >> Samuel L. Jackson (Chaney), Josh Brolin (Joe Doucett), Elizabeth Olsen (Marie), Sharlto Copley (Adrian Pryce), Lance Reddick (Daniel Newcombe) ...
Director >> Spike Lee
Writer >> Garon Tsuchiya & Nobuaki Minegishi (Comic), Mark Protosevich
Producer >> Spike Lee, Roy Lee, Doug Davison
Genre >> Action
Country >> USA
総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >> 5 演技 >> 4 演出 >> 5 音楽 >> 4
"Guns Don't Kill, People Do"
1993年10月8日、ジョー(ジョシュ・ブローリン)はアル中気味だが、いつも通り出勤していた。妻からの電話で娘の3歳の誕生日を忘れたジョーに妻はカンカンだった。しかも夜は大事な取引先との食事。しかもその食事の席で取引先の大事な顧客(ランス・レディック)の恋人をナンパしてしまい、顧客はカンカン。失敗をしでかしたジョーは泥酔。小さい頃からの友達チャッキー(マイケル・インペリオリ)は、そのジョーの姿を見て呆れる程だった。しかし、ジョーはその瞬間に消えてしまう。ホテルの一室のような所で目が覚める。そして自分が妻殺しの犯人となっていた。その一室でジョーは20年過ごす事になったのだった...
日本の漫画が韓国映画となり、そしてハリウッド映画となった。しかも監督は、ブラックムービー界の革新者スパイク・リー。まさかスパイクが娯楽映画のリメイクをやるとは、90年代には考えられなかった事だ。いつも何か新しい事、そして自分の意見を映画に詰め込むスパイクが、人が先に作ったものを改変していくなんて、誰が思いつくだろう?しかしこの新しい試みは、私にとって新たなスパイクを知るためにとても有意義な事となった。そして例えリメイクであっても、スパイクはやはり自分の意見をガンガンに映画に反映する男であった。冒頭からいきなり「銃は人を殺さない、人が殺すのだ」という不可解な店の看板。その後に続くハンマーそして銃での残虐なシーンの数々。そしてお約束のドリーショット。
しかし韓国の映画からは設定が変えられており、その分ジョーとエイドリアンのラストが弱い。台詞も韓国版に比べると、刺さるような台詞が無い。
それにしてもだ、TV洗脳を上手く皮肉っていて、リメイクながらもスパイクの真髄が感じられる作品だ。
(3/14/14:DVDにて鑑賞)