Cast >> Isaach De Bankole (Ayodele Balogun), Danai Gurira (Adenike Balogun), Yaya Alafia (Sade Bakare), Anthony Okungbowa (Biyi Balogen), Bukky Ajayi (Ma Ayo Balogun), Angelique Kidjo (Ma Nike) ...
Director >> Andrew Dosunmu
Writer >> Darci Picoult
Producer >> Lars Knudsen, Jay Van Hoy, Matt Parker, Carly Hugo, Darci Picoult, Chris Maybach, Saemi Kim, Patrick Cunningham, Tony Okungbowa
Genre >> Drama
Country >> USA
総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 5 演出 >> 5 音楽 >> 4
"But why? Why is it always the woman?"
NYでアフリカ料理のレストランを経営しているアヨデレ(イザック・ド・バンコレ)は、アフリカから呼び寄せたアデニケ(ダナイ・グリラ)と盛大な結婚式をした。アデニケは結婚式で実の母や義理の母にも沢山の子供を早く産みなさいと言われ、長者の女性にも男の子と女の子、そして双子を産むでしょうと言われた。それから18ヶ月、アデニケには中々子供が授からなかった。義理の母からは、物凄くプレッシャーを掛けられ、結婚を無効にして、他の女性と結婚させるとまで言う始末。そんな義理の母は、「男は自分が父親なんて分からない、事実を知っているのは母親だけ」と、アデニケに言うのだった。しかもアヨデレは不妊治療に協力的ではなかった。プレッシャーの中でアデニケは信じられない決断をしてしまう...
イヴ・サンローランのアシスタントデザイナーをしていたオシャレ監督アンドリュー・ドスンムの最新作。今回も撮影技師はブラッドフォード・ヤング。そのヤングは、別の作品とこの作品でサンダンス映画祭の撮影技師賞を獲得。今回は派手な光を使う事はなかったが、日常の本物の光だけを頼りに撮っているのが面白い。今回は壁と衣装の色使いにとても凝っている。そして今回は脚本がちゃんとしていて、物語がしっかりとある。まあ女性の多くは経験しているであろう「産め」プレッシャーとストレス。私は25歳で1人妊娠・出産したが、その後は今でたまーにも「もう一人産まないの?」というプレッシャーを受ける。さすがに最近は減ってきたけれど、20代後半と30年代前半は酷かった。なので、この主人公の女性が感じたプレッシャーは非常に理解出来る。上の世代と今の世代の結婚に対する価値観の違いもある。
アンドリュー・ドスンムは今回、ブラッドフォード・ヤングの大胆な色使いと光によって、そして俳優達の非常に集中力のある演技によって、女性のストレスと社会的な位置をぶきみなまで見事にむき出しに再現している。
(2/8/14:DVDにて鑑賞)