Cast >> Brock Peters (Stephen Kumalo), Melba Moore (Irina), Raymond St. Jacques (John Kumalo), Clifton Davis (Absalom ), Paul Rogers (James Jarvis), Paula Kelly (Rose), Alan Weeks (Matthew), Ji-Tu Cumbuka (Johannes), H.B. Barnum III (Alex) ...
Director >> Daniel Mann
Writer >> Alfred Hayes, Maxwell Anderson (play), Alan Paton (novel)
Producer >> Ely A. Landau
Genre >> Musical
Country >> USA
総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 5 演出 >> 4 音楽 >> 5
"You don't understand here"
クマロ牧師(ブロック・ピータース)は、都会ヨハネスブルクに出た息子アブサロム(クリフトン・デイビス)を探しに列車に乗った。同じ列車には裕福な白人家庭ジャーヴィスの息子も乗っており、息子はクマロ牧師に話しかけた。ヨハネスブルクに住み商店を営む自分の兄弟ジョン(レイモンド・サン・ジャック)を訪ねるクマロ牧師。手がかりは殆ど無かったが、歩き巡った結果、息子は刑務所に居た事が分かった。そこで、イリーナ(メルバ・ムーア)と一緒に住んでいることが分かり、クマロ牧師はイリーナに出会った。アブサロムはその日おらず、イリーナがアブサロムの子を身ごもっている事を知った...
2度も映画化された南アフリカの普遍の名作「Cry, the Beloved Country」をミュージカルにした作品。ブロードウェイでも上演された作品。主演のブロック・ペータースは1972年のリバイバルで同じ役を演じている。何人もがこのクマロ牧師を演じてきており、カナダ・リーにジェームス・アール・ジョーンズ、そしてこのブロック・ピータースといずれも名役者。このピータースが演じたクマロ牧師は、牧師という事で威厳に満ち溢れており、それ故の苦悩がとても伝わってくる。彼の歌声にもそれが詰まっているのだ。優しさもある。甥のアレックスに歌うシーンが好きだ。物語も分かりやすく手が加えられている。都会生活の苦しさが滲み出ている。
面白いストーリーは多少イジっても名作。ブロック・ピータースの名演技と歌は、何度見ていても...結論を知っていても、感動的。
(10/8/13:DVDにて鑑賞)