They Call Me Sirr / 明日へのタッチダウン 栄光に向かって (2001) (TV) Bookmark and Share
Cast >> Michael Clarke Duncan (Coach Griffin), Kyle Kass (Young Sirr), Kente Scott (Sirr Parker) ...
Director >> Robert Munic
Writer >> Robert Munic
Producer >> Robert Munic
Genre >> Sports
Country >> USA
総合ポイント 3.25点/5点満点中
内容 >> 3 演技 >> 4 演出 >> 3 音楽 >> 3
"Always lead"
物心ついた時からフットボールが大好きだったサー・パーカー(ケンテ・スコット)。才能にも恵まれていた。しかし、母はアル中でおばあちゃんに育てられた。母は都合の良い時だけ帰ってくる。そしてまた帰って来たかと思えば、サーの弟になるドンヤという赤ちゃんを置いて、また出て行ってしまう。サーは高校フットボールの地元では伝説的なコーチであるグリフィン・コーチ(マイケル・クラーク・ダンカン)にも認められ、チームでの活躍も期待されていたが、おばあちゃんも年齢的に具合が悪く、そしてまだ幼い弟の面倒、そしてバイトに明け暮れるサーには、フットボールの時間など無かったのだった...
実在のフットボール選手サー・パーカーの自伝映画。日本に居るとNFLか日本の大学チーム位しか、アメフトに触れる機会がないので、何となくアメリカ人はみんなNFL選手のように才能があるんじゃないかと勘違いしてしまう。実際にアメリカのごくごく普通の高校の試合を見ると、やっぱりあそこ(NFL)は選ばれし者だけが行ける最高の場所なのだと、改めて気が付かせてくれる。才能のある者など、ごくごく僅かである。大学で活躍しても、NFLで活躍できるとは限らない。環境やチームの問題で、鳴り物入りでNFL入りした選手でも、容赦なくカットされるのを見てきた(ティム・ティーボーみたいな)。この映画のサー・パーカーはその才能に加え、環境が悪いのを見事に跳ね返した人である。でもそんな努力家の彼でも、NFLの道は厳しい。
エンディングは華々しく終わっている。でも現実は本当に厳しい。しかし更に言えば、サーの苦悩は映画で描かれたよりももっと厳しかったに違いない。ど根性の人である。そんな彼に幸あれ!と願うしかないのだ。頑張れ。
(9/8/13:DVDにて鑑賞)