Together Brothers / 日本未公開 (1974)
Cast >> Ahmad Nurradin (H.J.), Anthony Wilson (Tommy), Nelson Sims (A.P.), Kenneth Bell (Mau Mau), Owen Pace (Monk), Kim Dorsey (Gri Gri), Ed Bernard (Mr. Kool), Lincoln Kilpatrick (Billy Most), Glynn Turman (Dr. Johnson), Richard Yniguez (Vega), Bessie Griffin (Rev. Brown) ...
Director >> William A. Graham
Writer >> Jack DeWitt, Joe Greene
Producer >> Robert L. Rosen
総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 4 演出 >> 5 音楽 >> 5
"He is together brothers"
ミスター・クール(エド・バーナード)は、黒人コミュニティで尊敬され親しまれていた警察官だった。ミスター・クールは、その周辺の少年たちをまとめていたHJ(アマード・ナーディン)には気を掛け、そしてHJもミスター・クールの話には耳を傾けていた。しかし、そんなミスター・クールが何者かに殺された。しかもその現場を目撃してしまったのは、HJの年の離れた弟トミー(アンソニー・ウィルソン)だった。犯人はトミーをも殺そうとした。しかしそのトミーは恐怖で言葉を失ってしまった。HJは仲間と共にトミーを救う為、そしてミスター・クールの為に犯人を捜す事を誓うのだった...
名バス歌手バリー・ホワイトのサントラでも有名なブラックスプロイテーション映画。とかくバリー・ホワイトのサントラだけが注目されるが、作品自体もユニークで面白い。主役となった子供たちは、アマチュアの俳優ばかりで、プロの俳優は大人達だけだが、それが逆に生々しい。子供たちが活躍するサスペンス映画。これが意外とドキドキしてしまう。可愛いトミーが逃げる姿に、思わず「逃げてー!!」と叫んでしまいそうになる程、トミーの可愛さと足音が効果的。チカーノと黒人の関係、そして警察官と黒人の関係と、当時のトランスヴェスタイトなど、中々面白い内容である。またテキサスのガルベストンが舞台というのも非常にユニーク。
ブラックスプロイテーションの少年モノとしては、少々青臭い内容かもしれないが、異彩を放った個性のあるブラックスプロイテーションである。
(8/19/13:TV放映にて鑑賞)