Cast >> Mark Wahlberg (Billy Taggart), Russell Crowe (Mayor Nicholas Hostetler), Catherine Zeta-Jones (Cathleen Hostetler), Barry Pepper (Jack Valliant), Kyle Chandler (Paul), Jeffrey Wright (Carl Fairbanks), Michael Beach (Tony Jansen) ...
Director >> Allen Hughes
Writer >> Brian Tucker
Producer >> Allen Hughes, Randall Emmett, Mark Wahlberg, Stephen Levinson, Arnon Milchan, Teddy Schwarzman, Remington Chase
Genre >> Crime
総合ポイント3.75点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 4 演出 >> 4 音楽 >> 3
"There are some wars you fight and some wars you walk away from. This isn't the fighting kind."
ニューヨークで警察をしていたビリー(マーク・ウォールバーグ)は、レイプ加害者の一人である少年を殺してしまった。市長(ラッセル・クロウ)とコミッショナー(ジェフリー・ライト)は、ビリーを助けるつもりで証拠を隠滅し、ビリーの正当防衛が認められ無罪となった。しかしビリーは警察を辞め、あれから7年後の今は探偵として依頼された浮気調査などをしていたが、借金が増えつつあった。そこで、また市長から電話が掛かってくる。自分の妻(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の浮気を調査して欲しいという事だった。捜査を進めるビリーだったが、実はもっと巨大な事件に巻き込まれていくのだった。
まだハリウッドで制作が決まっていない良質な脚本を毎年選ぶのが「ブラックリスト」。その「ブラックリスト」に2008年に選ばれたブライアン・タッカーの脚本「Broken City」の映画化。舞台はニューヨーク。冒頭はショーン・ベルとかトレイヴォン・マーティンを思わせる無実の黒人少年の死から始まる。その少年の死は市長の政治的な事に利用されてしまうのだ。その両方に苛まれるのが、マーク・ウォールバーグ演じたビリー。法律を信じる一般人。法律を信じていたからこそ、警官にまでになった。そしてそういうのを利用するのがラッセル・クロウ演じた市長だった。しかしスリラーながら、最後は大体想像が付く。どうやって解明していくのかなーとは思ったけれど、割りとアッサリしていてあっそう!的だった。キャスティングは物凄く豪華だが、キャラクターとその役者の結びつきを感じなかった。
「メナスIIソサエティ」のアレン・ヒューズ監督が単独で監督した作品。ヒューズ兄弟の独特な生々しさを感じる事は無かった。個性を感じないので、印象には残らないが、それなりに楽しめる普通のスリラー作品ではある。
(5/6/13:DVDにて鑑賞)