Cast >> Jackie Hurt, Byron Hurt, Md Dr. Rani Whitfield, Md Dr. Rodney Ellis, Roderick Ephram, Dick Gregory, Marc Lamont Hill, Attorney Chokwe Lumumba ...
Director >> Byron Hurt
Producer >> Byron Hurt
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 4 Performance >> N/A Direct >> 5 Music >> 5
You are what you eat
愛する父ジャッキーが膵臓ガンで亡くなった。息子バイロンはその理由を父が愛して止まなかったソウルフードが原因だと思い、そのソウルフードについて追っていくドキュメンタリー。
アメリカ南部の家庭で味わうソウルフードに出会ってから、私はその虜となった。言葉では語りつくせない程に本当に美味しい。その美味しいソウルフードを作った私の義母や義祖母は、「ソウルフードは愛情よ」と、このドキュメンタリーでも誰かが言っていたように自慢げに話す。しかし国民総健康オタクである日本人の私はどこかで「健康には悪いよね」とは認識していた。でもこの映画のジャッキーのように止められないのだ。確かに「ジャンキー」である。この映画ではソウルフードにまつわる虚像を剥がしていくのも面白い。奴隷時代にまでさかのぼり、食や栄養のエキスパート達が明らかにしていく。そして黒人たちの食文化も明らかになっていく。
冒頭で白人のオバサンが「白人の人達よりも良い食べ物なのよー」と笑いながら話していた。どうしてソウルフードは愛されているのか?ミシシッピーでソウルフードレストランを長年経営し、公民権運動をも支えた女性の話で分かった気がする。やはり愛は栄養の一つである。私も愛を頂いているのだ。
(2/7/13:TV放映にて鑑賞)