Cast >> Denzel Washington (Whip Whitaker), Tamara Tunie (Margaret Thomason), John Goodman (Harling Mays), Kelly Reilly (Nicole Maggen), Don Cheadle (Hugh Lang), Nadine Velazquez (Katerina Marquez), Bruce Greenwood (Charlie Anderson), Melissa Leo (Ellen Block) ...
Director >> Robert Zemeckis
Writer >> John Gatins
Producer >> Robert Zemeckis, Laurie MacDonald, Walter F. Parkes, Jack Rapke, Steve Starkey
Genre >> Drama
Country >> USA
Release (US) >> 11 / 02 / 2012
Release (JP) >> 03 / / 2013
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 5
"Nobody could've landed that plane like I did"
ウィップ(デンゼル・ワシントン)は、飛行機のキャプテンで腕には自信があった。父はタスキーギエアメンの1人で、自分も海軍のパイロットとしてヴェトナムで戦ったのだった。しかし今は離婚し、アル中でクスリもやっていた。嵐の日にいつものように操縦し、難なく危機を脱したが、装備不備で飛行機は急降下、ウィップは何とか最悪の状況を脱したが、気が付いた時には、病院のベッドだった。検査でウィップの体内にはかなりの量のアルコールが含まれている事が分かり、沢山の人々の命を救ったウィップだったが、窮地に追い込まれていく…
小さい頃にはディズニー番組しか見せれもらえない程に厳しい家庭で育ったデンゼル・ワシントン。本人もごく真面目に成長し、特にスキャンダルもない真面目人間だが、どうも映画では悪い人を演じたがる。しかもそれをやらせると天下一品なのだ。しかし今までデンゼルが演じた悪い人間といえば、オスカーを獲得した腐敗した警官だったり、ハーレムのギャングスターだったりしたが、今回は悪い人でもあるんだけど、究極のダメ人間でもあった。自分をコントロールする事さえ出来ないダメ人間。分かっているんだけど、止められないというアルコール依存の怖さを見せ付けてくれている。素晴らしいドラマではあるけれど、人に愛される作品かといえばそうではない映画である。
映画の中でデンゼル演じる主人公が自信たっぷりに「俺がしてみせたような着地が出来る奴なんて1人も居ない」と語る。それと同じように究極なダメ人間を究極の真面目ドラマとして仕上げられるのはデンゼル・ワシントンという役者しか居ない。
(11/7/12:劇場にて鑑賞)