Cast >> Peter Finch (Yitzhak Rabin), Martin Balsam (Daniel Cooper), Horst Buchholz (Wilfred Boese), John Saxon (Maj. Gen. Peled), Jack Warden (Lt. Gen. Gur), Yaphet Kotto (Idi Amin), Charles Bronson (Brig. Gen Shomron) ...
Director >> Irvin Kershner
Writer >> Barry Beckerman
Producer >> Daniel H. Blatt, Edgar J. Scherick
Genre >> Action
Country >> USA
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 4
Operation Thunderbolt
1976年6月27日、エアフランスはギリシャのアテネからフランスのパリを目指していた。所が離陸後すぐにハイジャックされてしまう。ハイジャック犯は、パレスチナ解放人民戦線のメンバーで、イスラエルで服役中のテロリスト40名の釈放を要求した。そして犯人達は機長にアフリカのウガンダのエンタベ空港を目指すように言うのだった...
「サンダーボルト作戦」いかにも負けなそうな強いイメージの作戦名である。実際に、こんなに難しい作戦を成功させたのだから感心する。しかも実際に事件が起きてすぐに制作された。事件からテレビ放映までわずか6ヶ月というから、ハリウッドの行動力にも驚く。しかも同じ題材でこれよりも1ヶ月だけ早く放映された作品もある。人々の生々しい記憶が残っている中でのテレビ放映。インパクトは十分だ。しかし映画自体はやはり時間を掛けていないので、雑な部分は多少あるように感じた。しかし準備期間が無い中で、ハイジャック犯のリーダーを演じたホルスト・ブッフホルツは、感情的ではなく沈着冷静なスマートな犯人を演じていたのが印象的。そして人質となった乗客のダニエル・クーパーという勇敢で頭の良いキャラクターも光る。やはりヤフェット・コットーのイディ・アミン大統領役ははまり役で、アミンの気持ち悪く残虐な性格を短い出演時間の中で十分に表現していた。
事件自体のインパクトがこの映画にも影響している。「サンダーボルト作戦」はこれからもまだまだ色々なドラマを生みそうだ。この映画はその中でもチャールズ・ブロンソン印のドロドロ・ゴツゴツした渋い作品。
(10/21/12:DVDにて鑑賞)