Cast >> Mandela Van Peebles (Hendrix), Makaylo Van Peebles (Obama), Simone Battle (Cheyenne), Y.G. (C.C.), Michael Jai White (Officer Davis), Salli Richardson-Whitfield (Principal Renolds), Snoop Dogg, Mario Van Peebles (Mr. Sutton), Moises Arias (Quicktime), Orlando Brown (Dj) ...
Director >> Mario Van Peebles
Writer >> Mario Van Peebles
Producer >> Dwjuan F. Fox, Mario Van Peebles, Michael Cohen
Genre >> Comedy
Country >> USA
Release (US) >> 04 / 06 / 2012
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
Who the party, we the party
ヘンドリックス(マンデラ・ヴァン・ピープルス)は、高校生。怠けているのが理由で学校の成績は余り良くない。弟は優秀で可愛い彼女も居るのに、ヘンドリックスは友達もオタクぽいのと絡んでいるし、彼女も居ない。カッコいい車とスニーカーがあれば、憧れのシャイエン(シモーン・バトル)と付き合えるのにと思っている。そんなヘンドリックスを教師であり父でもあるスットン(マリオ・ヴァン・ピープルス)は、変えようとしていくが...
ブラックムービー界では泣く子も黙る?ヴァン・ピープルス家。その家長であるメルヴィン・ヴァン・ピープルスは「スウィート・スウィートバック (1971)」でブラックムービーの歴史を変えた伝説的な男。その息子マリオ・ヴァン・ピープルスは、その伝説的な映画でベッドシーンでデビューし、指揮を執る父親の前でそしてスクリーン上で男になった。そしてそのマリオの息子でありメルヴィンの孫であるマンデラ・ヴァン・ピープルスも父が監督する映画で父親の前でスクリーン上で男になっているのだ。それだけでファンなら胸が熱くなる。ただ、この映画は実に簡単なメッセージを分かりやすく伝えているため、複雑なメッセージを芸術的に伝えた「スウィート・スウィートバック (1971)」のように歴史に残る事はないだろう。でも、ヴァン・ピープルスの3世代目もまた、映画のエンターテイメント性を十分に理解し、それを発揮している。主役を演じたマンデラも、その友人を演じたマカイロもスクリーンでは実に魅力的なのである。またこの映画にはヴァン・ピープルス以外の世襲スターが登場している。歌手アル・B・シュアーの息子であり、ディディの義理の息子であるクインシー・ブラウン、そしてウェイアンズ家の次世代グレッグ・ウェイアンズ等が登場している。
才能がない世襲はくだらない。でも才能を受け継いだ世襲は非常に楽しみである。あの伝説の親たちを超えていく日が来るかもしれないと思わせる楽しみがあるのだから。
(9/13/12:DVDにて鑑賞)