The Negro Farmer / 日本未公開 (1936) 1041本目
この前に見た「This Rebel Breed / 暴走する反抗族 (1960)」と「Murder in Mississippi / 日本未公開 (1965)」と一緒にDVDに入ってたので、見ちゃいました。
映画というか、アメリカ合衆国農務省が教育というか、農務省の自分達はこんな頑張ってますよ!という記録映像。農務省が黒人農夫達の為にやっている「エクステンション・プログラム」という教育プログラムの宣伝ですね。それは、農夫達に正しい農業の知識を教えたり、女性には衛生や応急処置の知識を教えたりしている。特にはというか、全般的にアメリカ南部の黒人農夫の映像。まあ割りと興味深かった。彼等は農業を主にやっているが、収入は殆どなく食べるもの大変なので狩りをやっているとかね。おい、それって農務省のせいじゃないのか!とか思ったりするけどね。
でも映像はやらされている感丸出し。こんな小さな小屋に黒人家族はこんなに住んでいるんですよ!的な映像があるが、それはとってもやらされている。そのエクステンション・プログラムっていうのでも、教えているのも黒人。でも彼はとっても身なりがいい。座って聞いている人達との差はすぐ分かる。でも座っている人達のやらされている感と、教えている方もやらされている感が凄い。そして収穫した果物やら野菜を缶詰にするのも、近所の人々が集まってやるらしく、それもどうもやらされている感がある。
でも、10歳そこそこの女の子が、多分タバコの葉を干す作業をしているのだけど、凄い職人ぶりに驚いた。あの年であそこまで早く出来ちゃうって、相当手伝わされている訳で、というか多分彼女は大人と同じように働いている事が分かる。あの当時は学校とかも畑仕事があって行かない子も多いらしいし、納得できる。まあ中々興味深いです。有名なタスキーギ大学のコーラスも聴けるしね。
これは既に著作権が切れているので、ネットで無料で見れますよ。あんまり画像は良くないですけど。下のリンクのオフィシャルサイトからどうぞ。
(3.5点/5点満点中:10/13/12:DVDにて鑑賞)