The Wilby Conspiracy / ケープタウン (1975)
Cast >> Sidney Poitier (Shack Twala), Michael Caine (Jim Keogh), Nicol Williamson (Major Horn), Prunella Gee (Rina Van Niekirk), Saeed Jaffrey (Mukarjee) ...
Director >> Ralph Nelson
Writer >> Peter Driscoll (novel), Rod Amateau, Harold Nebenzal
Producer >> Martin Baum, Paul M. Heller
Genre >> Drama
Country >> UK
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 4
Relaxed entertaiment with political satire
シャック・トゥワイラ(シドニー・ポワチエ)は、弁護士リナ・ヴァン・ニーク(プルネラ・ギー)のお陰で、10年のロベンアイランドでの禁固刑の後、釈放された。リナの彼氏キーオー(マイケル・ケイン)と3人で車に乗り込み、リナの事務所に向かう途中で、警察官に不当な扱いを受け、シャックとキーオーは警察官に暴力行使してしまい、2人はケープタウンからヨハネスブルグに逃げる事になるが...
シドニー・ポワチエがオスカーの主演男優賞を取った「野のユリ」。その映画を監督したラルフ・ネルソンと再びコラボした作品。なのでシリアスなドラマかと思っていたら、意外とちょっぴりコメディチックな所がある。2人で肩の力の抜いた、楽しめるエンターテイメントを作っている。その間に入ったのが、マイケル・ケイン。ケインとポワチエのコンビも見もの。しかし、南アフリカを舞台にした事で、少しだけ政治的な部分も匂わせている。ポワチエ演じるシャックは、政治犯であり、ネルソン・マンデラ等が居たロベンアイランドに収容されていた事になっている。シドニー・ポワチエが南アフリカでの「Nワード」に当たる言葉を言われた時の表情がたまらない。そんなちょっとした所にポワチエのらしさと威厳を感じる。デビューしたてのルトガー・ハウアーの若々しさも楽しい。
政治あり、お笑いあり、アクションあり、そしてラブシーンありと、色んな意味で大人の映画となっている。
(2/26/12:DVDにて鑑賞)