珍しくアメリカ本土と同時上映。頑張ってるね、最近。でもこの映画かーとも思う。ある意味想像通りの映画。それを超える事は無かったですね。クイーン・ラティファが主役。ドリー・パートンが共演。なんでも久々にスクリーンに復帰したそうである。まあの2人の共演が話題。でもクイーン・ラティファって、なぜか軽いコメディやりたがるけど、イマイチなんですよね。ええ、はっきり言わせてもらいます。イマイチなんです、コメディでは。予告でも見れるんですが、女の人がラティファの目の前で踊っていて「このビヨンセみたいなの止めてよ」っていう台詞があります。まあー、面白くない。コメディ向きじゃないんですよ。コメディでも「Hairspray / ヘアスプレー (2007)」なら合っていた。無理に笑わせようとしないタイプね。ラティファはフィジカルコメディであって、スタンダップコメディみたいな台詞で笑わせるコメディは向いてないんですよ。その証拠が「The Cookout / 日本未公開 (2004)」ね。
それにもう飽き飽きだよ。「神様に祈れば絶対に助ける」系のメッセージの映画。だから黒人の社会問題は良くならないんだよ。この手の映画を作って、安易にお金稼ごうと思っているから、黒人映画の未来も無いんだよ。ラティファはさ、ラップの時には姉御として、ネイティブタンのいい動きを先導していたじゃないか!ああいう風に映画でもなって欲しいね。今回厳しく書いたけど、本当にもう飽き飽きなのですよ。タイラー・ペリーももうこういう映画作るなよ!って言いたい位、飽き飽き。
(3.5点/5点満点中:1/13/12に劇場にて鑑賞)