2006年に制作されていたインディペンデント映画。それがなぜか去年突如劇場公開。まあ、ゾーイ・サルダーニャが出演していたから、彼女の名前を使って劇場公開した訳なんです。やりたい事は伝わっていて、それが見事に出来ていたら、凄く成功していたと思う。という事は、出来てないって事なんですね。なんともチープな感じ。でも最後に種明かしがどんどんされていく所から面白くなりますね。でも最後の10分位だけど。ゾーイ以外にも色んな人がカメオ出演していたりします。「The Meteor Man / スーパーヒーロー・メテオマン (1993)」等のベテラン女優のマーラ・ギブスは、やる気満々のエロいお婆ちゃんを演じてます。そのマーラに迫られる医師が「The Five Heartbeats / ファイブ・ハートビーツ (1991)」とか「Cool Runnings / クール・ランニング (1993)」とかのレオン。BETの音楽番組「106 & Park」の司会者テレンスJとか、ジェイダ・ピンケット=スミスの弟だか兄も出てたし、「Harlem Nights / ハーレム・ナイト (1989)」のジャスミン・ガイ、ウータン・クランのメソッド・マン、「The Brothers / 日本未公開 (2001)」のジェニファー・ルイスとか、まあ沢山。監督は、白人らしいが元々医者。なのでこの映画も病院の医者とインターンが主人公。なんでもTVシリーズの「シカゴホープ」とかの医療アドバイザーをやっていたらしい。なんでまた黒人向けの映画を作ったのかが知りたいですね。面白い。
主役はウッド・ハリスとブライアン・ホワイト。ウッド・ハリスが先輩医師。ブライアン・ホワイトはハーバード大学を卒業したインターン。ウッド・ハリスが色々と教えていくのです。その病院でどのように生き残るかを。少し生き抜きするのも必要なので、ウッド・ハリス演じるドクターZと呼ばれているザッカリーは、隠し部屋を持っている。隠し部屋というか、誰も使っていない部屋を自分の個室として使っている。そしてブライアン・ホワイト演じるハワードはモテモテのインターンですな。ゾーイはウッド・ハリスのプラトニックな彼女。まあプラトニックなのには訳があるんです。ウッド・ハリス、今回は前回に比べて良かったですが、やっぱり医者には見えないよね。
(3.75点/5点満点中:1/14/12にDVDにて鑑賞)